「キキみたいに箒にまたがる」「スーパーモデルみたいなウォーキングからのポージング」一度は試した経験があること
先日、ガールズちゃんねるに「一回は試してみた事」というトピックが立った。トピ主は三代目 J Soul BrothersやDA PUMPの「U.S.A」ダンスなど、流行の振り付けを「そつなく出来るか?」と、一人のときに試しに踊ってしまうそうだ。
「それがどうしたんだ」という話なんだけど、そういう人が他にもいるかどうか確認するために、トピックを用意したようだ。
で、この呼びかけに呼応して、色んな意見が書き込まれている。
「恋ダンスをやってみたけどわちゃわちゃして終わったわ」
「キキみたいにホウキにまたがる」「一日1食生活。一日で終わったよ」
「ムーンウォーク」「スプーン曲げ。もちろん曲がらない」
「スーパーモデルみたいなウォーキングからのポージング」
「ダイエットのため一つ前の駅で降りて歩くこと。疲れたので一回でやめた」
掲示板の性質上女性が多いためか、『魔女の宅急便』ごっこやダイエット関連のチャレンジが多いのが特徴だ。男性だと、ごっこ遊びは『ドラゴンボール』や『仮面ライダー』の真似辺りが該当するところだろう。
ダンスに挑戦する女性も多いみたいだけど、これも男性に当てはめると、今なら”フリースタイルラップを試しにやってみる”みたいな感覚に近いかもしれない。総じて知人友人には見られたくない、密やかな挑戦であることが共通項であるようだ。
「試してみたい」よりはマシ!失敗しても、挑戦することに意義がある
今回のトピック、個人的には好きだ。何故なら結果や内容はどうあれ、新しいことに挑戦した人たちが自分の経験をしっかり記憶している前提で話が進むからだ。
世の中には「一回試してみたい」と、まだ腰を上げてないのに語りだし、ああでもない、こうでもないと思案する人も少なくない。そういう、まだ何も行動を起こしていない人たちの押し問答ほど無意味なものもない。
しかし、たった一文字違うだけの「一回は試してみた」というテーマになると、途端にこれは貴重な経験談になる。ダンスに挑戦したけどてんでダメだったとか、ダイエットに失敗したといったありふれた話ばかりではあるけど、何もしないよりはよほど良い。そういう、誰にも披露することもできず、一人で挑んで一人で挫折したことがあって、それをちゃんと振り返れるのは、地味に凄いことじゃないだろうか。
世の中、失敗のリスクを恐れず何かに挑戦する人も、失敗を反省する人もそう多くない。これからもひっそり、色んなことにチャレンジしていってほしいと思う。