「吉澤ひとみに軽く300万はつぎ込んだ」元ファンが嘆きの書き込み「楽しかったわ。でもあんまりだよ」
この逮捕が報じられて以降、おーぷん2ちゃんねるに「ワイが吉澤ひとみに使った金額www」というスレッドが立った。スレ主は昔、吉澤ひとみのファンとしてかなり熱烈に応援していたようで、学生時代から社会人数年目までの間に、「軽く300万くらいはつぎ込んだわ」と書き込んでいる。
モーニング娘。全盛期といえば、別に握手会商法も蔓延していなかったので、その当時の300万円というはまさに、アイドルを応援する人間の出す金額としては破格だ。チケットを入手するためにオークションも使っていたといい、「ライブチケに二桁万円とかやったわ」とも書き込んでいる。一時期、関東で開催されたコンサートはほとんど行っていたようだ。
こういった散財も含めて後悔はしていないようだが、
「楽しかったわ でもあんまりだよ」
とかなり落ち込んでいる様子だ。思い出の中のアイドルが飲酒ひき逃げというコンボを繰り出したわけだから、その心中は察するに余りある。
「ワイのアドバイスや 趣味アイドルは辞めとけ」
今回、このスレッドを引用して紹介するに当たって一際心に来るものがあった。諸行無常というか、物事は少しずつ流転して、変化し続けていくんだけど、過去に夢中になった対象もこれに該当する。そう感じる部分があった。
過去に吉澤は、モーニング娘。正月公演を控えた数日前に弟を交通事故で亡くしているということだが、このとき吉澤は公演をやりきったという。その点について彼は肯定的に触れつつも、次にこう書き込んでいる。
「ぶっちゃけ(吉澤が)結婚して子供できた頃からキャラ変わるどころか人間性まで変わった気がしとったから、もう昔とはちゃうやろうなと思ってたけども」
自分が熱烈に応援していたアイドルは既に存在しないという事実を、彼は吉澤がモーニング娘。を卒業し、結婚をしていった数年間の変遷を追ううちにじわじわと認識していたのだ。
これって別にこの事例だけのことではなくて、アイドルを応援してきた誰しもが経験してきた道だと思う。
過去に応援してきたアイドルがひき逃げをして捕まる、というのはレアケースだが、自分の応援してきた少女が、大人になり、脱皮をして一人の女としての人生を歩む。
その中で失敗をしたり、誰かに迷惑をかけたりしてしまう模様を、なまじメディアも追いかけるために、元ファンにも情報として入ってきてしまう。これはなかなかに残酷な話ではないか。
かつて自分が300万円以上も投資して応援したアイドル。そのアイドルの落ち目になった姿まで、見届けることを強いられてしまうのだから。
「綺麗な思い出で終わったなと思ってたらまさかのなんや」
「あの時金出して夢買って見させてもらって その夢で気力もらってたのは真実や その過去はかわらん ただもうそれをいい思い出として振り替える話題にすることはできん」
そして、スレ主は「ワイのアドバイスや 趣味アイドルは辞めとけ」とも書き込んでいる。かつてのファンをここまで失望させてしまった吉澤の罪は重い。