自宅に和室は必要なのか問題 「むしろどこで寛ぐの?」「子ども部屋に重宝」など歓迎派が多数
和室は必要ないと考える人からは、「家具置けないし使い勝手悪い」「和室はメンテが面倒臭いしなぁ 使ってないのに畳は劣化するし障子も汚くなる」などの書き込みがあった。確かに、畳は古くなったら張り替えなければいけないし、障子も破けたら張替えだ。
しかし、全体で見ると「和室は必要」「和室が好き」と思う人が圧倒的に多く、次のような意見が寄せられた。
「むしろなかったらどこでくつろぐの」
「こたつ置けるから一部屋あったほうがいい」
い草の独特の香りでリラックスできるだけでなく、畳の吸音効果で和室には静かな雰囲気が漂う。5ちゃんねるのコメントの通り、くつろぐにはぴったりの空間だ。またフローリングに比べて柔らかいので、ドタバタ歩いても音が響きにくい。ファミリー層では、子どもが遊ぶ空間として使うこともある。現に、
「客間用に一部屋だけ作ったわ 子供が小さい時も重宝した」
と書く人もいた。
和室肯定派から寄せられた数々の投稿を見て、スレ主は「うーん、畳部屋はあった方がいいという奴もまだ結構いるんだな 悩むな」と書いていた。
新築時に和室を作る家が増加傾向、というデータも
実は、家を新築するときに和室を作るケースは増えている。アキュラホーム住生活研究所が2017年に発表した調査結果によると、「和室・畳コーナーのある間取りの割合」は、2009年(62%)、2014年(63%)、2015年(68%)、2016年(71%)と増加の一途を辿っている。
だが、平均帖数は減少傾向だ。広さを持たせて客室として使うのではなく、居住者がくつろぐスペースなどととして利用していると考えられる。近年では、リビングの一部に和室を設ける間取りも見られ、「和室=暗くて閉塞感がある」というイメージを覆している。
また、リクルート住まいカンパニーが今年11月に発表した「住んでよかった間取り」ランキングでも「畳コーナー」は4位にランクインしており、人気の高さがうかがえる。和室にも大きな魅力がある。今後家を建てたり、引っ越したりする人は、和室を検討してみてはいかがだろうか。