『カメ止め』上田監督、スピンオフは「企画から完成まで約50日」「無茶ぶりになんとか答えました(笑)」
制作経緯について上田監督は「企画が決定して完成まで約50日」と話す。同作はサイバーエージェントから「スピンオフを作ってください」という依頼があり、1月上旬に企画が始動、試写会で完成品を初めて見る出演者がほとんどの状態で「世界初上映」という。
「サイバーの無茶ぶりになんとか答えました(笑)。僕だけでは出せない色や味、(同作監督の)中泉色もあります。カメ止め好きな人もそうじゃない人も楽しめる作品だと思います」(上田監督)
映画コメンテーターの有村昆さんを迎えて行われたトークセッションでは、中泉監督が「8割くらいカメ止めと同じことをやってちょうどいいと思っていた」と語るが、完成した作品は上田さん曰く「(カメ止めと同じなのは)6割くらい」という。
また日暮監督役の濱津さんは、今回主役を譲ってはいるが、
「現場でよく『濱津さん出過ぎだなあ』って言われてました」
と笑いながら明かす。今回、6日という短期間ではあるものの順調に撮り終えたが、上田さんは「濱津さんが芸能人の顔になってる。あのとき(カメ止め)のもしゃもしゃした感じがなくなって、あれは調整できなかった」と話した。
続編について上田監督は「具体的な動きはない」とはコメントしているものの、「濱津さんの幼少期もあるんじゃない?」という場面もあった。
また、「カメ止め」の原案となった劇団PEACEの「GHOST IN THE BOX!」との権利問題については27日に和解したと発表された。この件について上田監督は「よかったと思っています。『それ以上は言うな』と言われています」とコメントした。