YouTubeの「悪口禁止」が徹底され“物申す系”に打撃 収益化のため“ヒカキン褒め殺し”で対抗するYouTuberも
同ジャンルの先駆者として知られるシバターさん(チャンネル登録者数は104万人)はこれまで、主にYouTube界隈での不祥事について言及する動画を投稿していた。
しかしシバターさんは7月25日投稿の動画で、ガイドライン変更後、動画に広告が貼られない期間があったと明かした。シバターさんは7月以降も、レペゼン地球、ジャニー喜多川氏、幸福の科学をネタにした動画を出していたが、確かに広告が貼られていない。
その上で、「今後一切悪口は言いません」と宣言。これまではボロクソに批判していたヒカキンさんを「動画が面白い」、はじめしゃちょーを「あのクリーンさが好き」など褒め殺しにした。この動画はYouTube的には問題なかったようで現在広告がついている。
また、レペゼン地球のメットライフドームでの公演中止については、シバターさんは27日、「大好きなレペゼン地球のドーム公演が中止になって本当にかなしい」と題した動画を投稿した。
ほかにも現在公開中の新海誠監督最新作『天気の子』を観た感想動画など、今までとは違う切り口で動画制作をしているが、28日公開の動画で、動画に広告を付けられるか「審査が入るようになった」と明かした。
「多分数年後には彼は料理動画しか出せなくなるだろう」
27日の動画「大好きなレペゼン地球~」を公開して1~2分は広告収入が可能である緑のマークが付いたが、以降、広告が制限される黄色のマークが付き、その後審査中となった。審査は通常半日~1日で終わるというが、
「昨日夜中3時くらいに動画をアップして、黄色になりまして、審査をしました。朝方には緑色になってました。それから今黄色なんだけど、黄色、緑、黄色、緑……を1日で僕が確認する限り5回くらい黄色と緑がパタパタ入れ替わってます」
という状態だという。この現象について、「YouTubeさんが(該当動画が)悪口かどうか迷ってるんですよ。これは悪口なのか皮肉なのか」と推測する。シバターさんは該当動画を「悪口ではなく本心」「本当に悲しい」と酒をあおるが、その表情は笑っているようにも見える。
視聴者からは「多分数年後には彼は料理動画しか出せなくなるだろう」といったコメントや、シバターさんの動画で毎回流れるテーマソングの歌詞「悪口が止まらない」に突っ込む声が相次いでいた。