お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さんは4月22日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける飲食店のテイクアウト商品について無償で取材を受けると発表した。
美食家として知られ、グルメ本も出している渡部さん。同日、YouTubeに動画を投稿した。渡部さんは4月に入り、自身のブログでテイクアウトした13軒のお店を紹介しており、各種メディアから取材の依頼が来たという。これを受け、「日々お世話になっている飲食業界のために何かできないか」と思い立ち、
「こういった取材を無償、ノーギャラで行わせていただきたいと思います」
と話した。
新型コロナでも「絶対この店をなくさないんだという思いが店から伝わってきた」
外出自粛のあおりを受ける飲食店について、「日々テイクアウト、お弁当作ってなんとかこの事態が収まるまで、お店の儲けとかじゃなく食いつないで1日でも長く続けるんだ、絶対この店をなくさないんだという思いが店から伝わってきた」と語る。
取材については、
「このご時世なので電話の取材のみに限らせていただきます。新聞、雑誌、WEB媒体、全部ノーギャラでやらせていただきます」
「もちろん『おすすめお弁当100軒やってくれ』とか『お取り寄せ50軒』とか言われちゃうと困るんですけど、出来る限りやらせていただければと思います。微力ながら僕も頑張っていきたいと思います」
渡部さんの所属事務所公式サイトでは、期間は新型コロナが落ち着くまで、マネージャーを通しての電話・アンケート取材のみとしている。非対面での取材なら可能のようだ。YouTubeのコメント欄には「今自分に何ができるかを考えてやっていらっしゃる」「ビジネスグルメではない渡部」など賞賛の声が寄せられた。