先日、キャリコネ編集部から手の甲にタバコの火を押し付けられ(編注:押し付けません)、泣きながらネットを漁っていると、ガールズちゃんねるで興味深いトピックを見つけた。「ベランダタバコ被害者の会」である。
トピックを立てた人物は現在一人暮らし。賃貸住まいで、数か月前に隣に引っ越してきた男性がベランダでタバコを吸うため、洗濯物をベランダに干せなくなって悩んでいるという。このトピックで喫煙者に悩んでいる人たちの声を募っている。
で、そのトピックには実に様々な声が寄せられているので、いくつか紹介していきあい。
「前住んでたアパートが隣りの旦那が年中ベランダでタバコ吸ってて、臭いし最悪だった。夏場の網戸にしてる時なんか最悪。今は一軒家に引っ越したよ」
「うちも! しかも隣もうちも赤ちゃんいるのに! 隣は外で吸っても部屋臭わないかもだけど、こっちはエアコンの室外機から入ってくるし! 外に洗濯物干せない。夜中だろうが窓開けて『タバコ臭ーい!』って騒いでます」
「タバコ吸わない側からの意見だけど、個人的には別にタバコ辞めろとまでは言わない。ただ棲み分けをしようって言ってる。タバコに限らず集合住宅なんて気遣い合ってナンボでしょ。(略)ベランダで吸う喫煙者だけは何にも配慮してる姿勢が見えないんだよ。だから叩かれる」
と近隣住民のタバコの匂いに悩んでいる人がいることに、改めて気づかされる次第だ。たしかに集合住宅の場合、気遣いは欠かせない。ベランダで喫煙をしないってのも大切な気遣いだし、これを「最低限の配慮」と言われればそうかもなぁ。きっとそうだよね。
過剰な喫煙者叩きはアレだけど「もう少し考えろよ」とも思う
僕としては近隣住民がタバコを人並み程度にならベランダで吸っていても「お、ホタルだ」ぐらいのリアクションで済ませてしまうかなぁ。でも、子育て世帯とか、頻繁に網戸にする家ならやっぱり匂いが気になってしまうだろう。
僕がたまたまそうじゃないってだけで、ベランダで1時間に3本も4本もタバコを吸うホタル族にイライラする人は実際いるのだ。そしてやっぱり、ベランダでの喫煙は、あくまでも自分の部屋をタバコ臭くしないための措置でしかない。
近隣の住人への配慮自体は、そこまで考えてないように捉えられがちなのも事実だろう。見る人から見れば「あの野郎、自分の部屋の壁紙を黄色くしたくないために、うちの洗濯物を臭くしようとしてやがる」になっちゃうだろうし。
言ってみればご近所トラブルの元凶の一つなのだ。それを招きたくない知人の喫煙者は、キッチンで換気扇を回しながらタバコを吸っている。「そこまでするならもうタバコやめたら?」って思っちゃうけど、喫煙をしている様を近所に見せないという配慮は大事なのかもしれない。
言っても換気扇を介して外にタバコの煙は排出されてしまうわけだけど、それがベランダのホタル族がいるかいないかだけで、近隣からの心証も違うだろうし。