持ち家を不要とする理由の一つに、転勤による移転が多いことを挙げる回答が見られた。
「うちの業種はいわゆる転勤族なので、50歳、60歳を過ぎても単身赴任をしている先輩たちを見ると、持ち家があってもそれを満喫できないなぁと…ひたすら貯蓄して、退職後に小さい家をローンなしで買うのがいいのかな」(東京都/40代女性)
持ち家は「一度購入すると簡単に引っ越せない」(大阪府/30代男性)ために、転勤が決まれば家族での移転が難しく、単身赴任になってしまうのだろう。そう考えると転勤族の人と持ち家は相性が悪いかもしれない。持ち家に住む人でさえ「転勤が多い人は不利、不向きだと思う」(兵庫県/40代男性)と語っている。
「おかしい人が引っ越してきた」騒音トラブルを実体験した人も
引っ越し先にどんな人が住んでいるのかわからない。あるいは将来、どんな人が引っ越してくるかもわからない。家を買ったものの、ご近所トラブルを経験したがゆえに賃貸派になった人もいる。
「持ち家に住んでて後からおかしい人が引っ越してきたらどうしようもなくなったのを実体験したので本当に大変です。昔いた騒音おばさんみたいな人でした」(鹿児島県/50代男性)
都内在住の40代女性は現在、分譲マンションに住んでいるが、持ち家は不要派だ。その理由は「土地柄・環境に合わず、体調不良。上階の騒音も悩みの種」だといい、今は「精神的につらいです。引っ越したいです」と切実な思いを語った。
持ち家でも賃貸でも、騒音をはじめとしたご近所トラブルに巻き込まれるかどうかは実際に住んでみないとわからない。ただ、ご近所トラブルが起きたとしても簡単に引っ越しできるのは賃貸の方であり、この点では持ち家は確かに不利と言える。こればかりは運次第なところがあるのかもしれない。
※キャリコネニュースでは引き続き「持ち家は必要だと思いますか?」や派遣社員の不満に関するアンケートを募集しています。