持ち家は本当に資産なのか?「購入時5800万円のマンション。生活切り詰めローン完済するも、25年後には半値」という恐ろしい現実 | キャリコネニュース - Page 2
おかげさまで9周年 メルマガ読者数
65万人以上!

持ち家は本当に資産なのか?「購入時5800万円のマンション。生活切り詰めローン完済するも、25年後には半値」という恐ろしい現実

ローンは既に完済している女性だが、月々の管理費や積立金、駐車場代のこともあり、大規模修繕前には売却を検討している。また2人の子どもが成人を迎える少し前に大規模修繕に入るため「ちょうどタイミング的に良いかと思っています」と続ける。

「マンションの規模が大きいので、理事会がとても面倒です。さまざまな意見が出て纏まらず、苦痛に感じています。まだ高値で売れるうちに売却して、余裕のある老後資金としたいです」

女性は「市営住宅に引っ越して、慎ましく暮らすのが良いと思います」と打ち明けている。

東京都の60代男性は、35歳の時に5800万円のマンションを購入した。そのうち、3700万円を35年ローンとして組んだ。借金返済のために働き続け、生活も切り詰めた。そして繰り上げ返済を重ねた結果、59歳で完済。当初の完済ペースより約10年も早かった。

男性は60歳でマンションを手放しているが、売却価格は当初の半値近くまで下がり「2800万円にしかならかった」という。また「ライフスタイルに合わせて自由に移転できる賃貸が良い」と述べている。

福島県の60代女性は、4年前に借りていた自宅が火災に遭ってしまう。全焼したことで住み続けることができず、新しい賃貸に引っ越したという。

「持ち家だったら、その土地を離れることが難しかったかもしれません。ちなみに今までの家賃を合計しても、自宅を所有した場合の4分の1です。その分は年を取ってから希望している、老人施設の入居資金にします」

「自然災害が起きると持ち家は怖い」

大阪府の50代男性は現在、相続した実家で母と複数の猫と暮らしている。しかしその土地には縁がなく、知人もいない。男性は「猫と母がいなければ、この地域に住まなくてよかったのに……」とこぼしている。

ほかには、

「いつどこで自然災害が発生するか分からない。地震や洪水で滅茶苦茶になった映像を見るたび、持ち家の必要性を感じなくなった」(徳島県/40代男性)
「災害などがあって家が壊れた時に、修繕などをすべて自分の責任でしなければならない。仕事だけでなく、住むことにも気を遣わなくてはならないのが面倒」(広島県/20代男性)

など、自然災害のリスクを不安視する声も寄せられた。

※キャリコネニュースでは引き続き「持ち家は必要だと思いますか?」派遣社員の不満に関するアンケートを募集しています。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

アーカイブ