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“イクメン県”ランキング、東京は38位 1位は佐賀、ワーストは群馬

育休を取らない理由は「職場で制度が整備されていない」

育休を取らない理由は「職場で制度が整備されていない」

積水ハウスは9月、「イクメン白書2020」を発表した。調査は今年7月に実施し、小学生以下の子どもを持つ20~50代の男女9400人から回答を得た。

イクメン力が高い“イクメン県”1位は「佐賀県」、2位は「熊本県」、3位は「福岡県」と上位3県は九州勢が独占した。この3県は共通して、夫の家事・育児実践数、妻の評価するイクメン度、夫の育児取得日数で去年より順位が上昇している。

また佐賀県の20~30代女性で「夫はイクメンだと思う」と回答した人は7割にのぼる。同社は「全国平均(46.5%)よりとても高くなるなど、妻の評価が高いことがランキングの上昇につながったのかもしれません」とコメントしている。

1週間あたりの夫の家事・育児参加時間が最も多いのは「鳥取」

4位以降、「福井県」「長野県」「宮崎県」「新潟県・鳥取県」「沖縄県」「北海道」が上位10県に入る。11位以降、「京都府」「山形県」「栃木県」「富山県」「高知県」「広島県」「神奈川県」「三重県」「鹿児島県」「愛媛県」と続く。

一方、最下位は「群馬県」で、下から「奈良県」「山口県」「大阪圏」」「香川県」「埼玉県」「静岡県・愛知県」「茨城県」と続く。「東京都」は38位だった。

部門別に見ると、「夫の普段の家事・育児実践数」が最も多かったのは「鳥取県」で、全国平均は6.0個のところ7.4個。次いで「福井県」(7.1個)、「福岡県」(6.9個)と続く。

「妻が評価する夫のイクメン度」上位3位は「佐賀県」(0.33/全国平均-0.01)、「熊本県」(0.33)、「北海道」(0.31)、「夫の育休取得日数」は「東京都」(9.4日/全国平均4.1日)、「富山県」(7.7日)、「福島県」(7.6日)となった。

1週間あたりの夫の家事・育児参加時間が最も多かったのは「鳥取」(16.6時間、全国平均12.9時間)、以降「福岡県」(16.5時間)、「山形県」(16.4時間)。「家事・育児に幸せを感じる夫」は「高知県」(1.25/全国平均0.85)が最多で、「宮崎県」(1.08)、「香川県」(1.06)と続く。

男性が育休取得しなかった理由1位「職場で制度が整備されていない」

男性の育休取得は12.8%で、昨年の9.6%から増加した。育休を取得した男性(1202 人)が取得した日数は「1 週間未満」(60.6%)が最も多いが、「1か月以上」(18.1%)も2割程度いる。取得した育休の満足度は「満足した」が81.8%で、昨年(67.5%)より14 ポイント高い。

男性の育休制度に賛成する人は男性84.8%、女性82.4%となっている。しかし「実際に取得したい」と答えた男性は60.3%、「夫に育休を取らせたい」と答えた女性は51.1%に留まっている。

また、育休を取得しなかった男性(3729人)に理由を聞くと、最も多かったのは「職場で育児休業制度が整備されていない」(36.0%)。以降、「職場が取得しにくい雰囲気」(27.9%)、「職場で迷惑をかけてしまう」(25.8%)と続き、大きな要因は職場環境のようだ。

働いている男女(6882人)に仕事がある平日の1日あたりの家事・育児時間を聞いた。男性は平均1.46時間、女性は5.14時間となった。女性の家事・育児時間は男性より3.7時間長く、3.5 倍に上る。

一方、休日は男性が3.41時間だが、女性は8.16時間。同社は「令和の時代になっても、家事・育児は、まだまだ女性の負担が大きいようです」とコメントしている。

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