女性は「日本の家は新築から価値がどんどん下がる」といい、「災害で倒壊の可能性もある」という。また自身が相続する頃には、リフォームか建て直しが現実的と感じており「費用がかさむ」と胸中を明かす。それ以外にも、
「空家のまま放置しておくと荒廃するし、貸すとなったら家財も処分しなければならない。今の時代にはマッチしていないのでは」
と持ち家に対する持論を並べている。
東京都の30代女性は「何かあっても管理人さんが対応してくれる」という理由から賃貸を選ぶ。管理人よる修繕はもちろん、粗大ゴミの処分や室内の電球交換などを挙げ「些細なことですが本当に助かっています」という。
「特に高齢者になった時には、このように細々としたことをしてくれる管理人がいる賃貸の方が良いのでは?と感じています」
子どもに苦労をかけたくない「リバースモーゲージを検討中」
愛知県の60代女性は、30年前に現住のマンションを購入している。その理由については、「持ち家がステータスだったので」と語る。現在は2人の子どもが独立し、夫婦のみで暮らす。子どもたちは結婚しており、親元から離れた場所に住んでいる。そうした状況から、
「いずれ子どもたちが、このマンションの維持管理に苦労するのかと思うと……。ただいま、リバースモーゲージを考え中です。自宅に住み続けながら、後々の処分は銀行がしてくれるとのことなので」
と売却も視野に入れているとのことだ。
ほかには、
「持ち家だと災害が怖い。私たち夫婦はともに長男長女なので、将来的に家が余る。だから自宅マンションを手放した」(40代女性/大阪府)
「会社支給の家賃補助が最大2万4000円。そのため住宅ローンや固定資産税、火災保険料を払うのがもったいない。それに市営住宅に住むことで、家賃を抑えることも出来る」(30代男性/熊本県)
といった声も寄せられた。
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