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これはきつい…親戚の子14人にお年玉!? 20万円超の出費で帰省が憂鬱な男性

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多くの人が年末年始の帰省をおっくうと感じるのは、費用対効果の悪さだろう。高額な運賃を支払い混雑した交通機関を使って、滞在は数日。その間も、めったに顔をみない親戚に挨拶。さらには、お年玉という痛い出費も強いられるからだ。都内に暮らす30代男性(年収800万円)は、こう話す。

「業績がいまいちなので、冬のボーナスは40万円程度でした。この半分が正月の出費で消えると思うと、今から憂鬱ですよ」

年末年始だけで20万円くらいが消えてしまう理由はなんなのか。(文:昼間たかし)

コロナ禍で帰省回避「この数年は本当に気楽でしたよ」

男性と妻は東京で知り合ったが、もとは揃って秋田県出身だ。だから、交通費だけでもばかにならない。

「帰省はいつも新幹線です。今年、上の息子が小学生になったので料金も余分にかかるようになりました」

東京〜秋田間の新幹線運賃は正規料金で、大人片道1万8020円。これだけでも、そこそこの負担になる。​​年末年始の最繁忙期はさらに高い。

「ばかにならない金額なので飛行機も新幹線も割引料金を調べ安く抑えるようにはしています。でも、おまけに6歳と3歳の子どもを抱えて乗るわけですから、移動そのものが苦痛です。コロナを理由に帰省を避けていた、この数年は本当に気楽でしたよ」

しかし、本当に出費を強いられるのは実家に到着してからである。その理由は、夫婦揃ってお年玉を渡さなければならない親戚が多いことである。

男性は3人兄弟の次男。お年玉を渡す対象は、兄弟や従兄弟の子どもなど合計で8人程度。妻は2姉妹の次女で、お年玉を渡す対象は6人程度。

1人あたり5000円だとしても5000×14人=7万円の出費だ。さらに、それぞれの両親と同居してくれている兄弟の配偶者にも気を遣い、滞在中の費用として、それぞれ3万円程度を包んでいる。これに親戚づきあいや、正月しか会えない地元の友人との宴会などもあり、年末から新年の1週間あまりでの支出は​​20万円を軽く超える。ちなみに2020年に住信SBIネット銀行がおこなった調査によれば、お年玉をあげる人数の平均は3.8人。支出予定額は平均で2万6206円だそう。男性の支出はかなり多いことになる。

「高校生までは、お年玉をあげなくてはならないと思っているんです。でも、今では貰う方からしたら高校生で5000円は少ない金額ですよね。きっと、ケチな親戚だなと思われているんじゃないかと」

夫婦ともに親戚付き合いが濃厚で、普段から野菜なりを送って貰うことは多い。なにより夫婦とも「親戚が多いので、自分たちも子供の頃は友人たちに比べて多額のお年玉をもらっていた」という。ゆえに、お年玉をやめるという選択肢はない。

「コロナ禍で帰省ができない時も、郵便書留で送ってました。普段から親切にして貰っているし、自分も子供の頃はもらっていたのですから、礼儀を欠くことはできません。とはいえ、やっぱり年末年始で大金が消えるのは痛いです」

「子どもが貰ったお年玉を家計に回そうかと…」

ただ、出ていくのが多い一方で、男性の2人の子どもが貰うお年玉も多いのではなかろうか。その点を尋ねてみると……。

「子どもが貰ったお年玉を家計に回そうかと思ったこともあります。でも、それでは親がお金を巻き上げているようなものなのでやめました。ちゃんと子ども名義の口座を作って貯蓄しています」

短期間に出ていく金額の多さゆえに、愚痴りたくもなる男性だが、ある程度は仕方ないと諦めているよう。最後は「とはいえ、親戚みんなで宴会は楽しいんですよ」とまで語っていた。

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