第一子の長女特有の理不尽エピソードも散見された。
「子どもの頃はお小遣いアップの交渉を私だけがしなきゃいけないというのが不公平だったな。私が交渉すれば、弟はその年齢になれば自動的にアップする」
「姉妹の姉です。私が大学生の時はバイトしてるからといって小遣い無しだったのに、現在大学生の妹もバイトしてるのに小遣い1万円貰ってると知り発狂しそうになりました」
甘えることが許されないだけでなく、お小遣い周りで不公平感を味わうことも結構ある。精神面だけでなく経済面でも弟妹と差をつけられた思い出は、大人になっても忘れることは簡単ではないだろう。
「末っ子というか、姉のいる妹が苦手。要領良い感じが合わない人が多い」
「私も末っ子苦手。『なんかこの人ちょっと』って思う人は大体末っ子。自然な感じに図々しい人多くないですか?」
また、友達になるのは第一子ばかりで、末っ子を敬遠するするコメントも相次いだ。我慢することが前提で育ったため、堂々と人に甘えるなど弟妹にありがちな言動を見ると自分とは違うと感じてしまうのだろう。
母親と友達のような関係になってしまう、という人も
母親から愚痴を聞かされたという体験談が多く寄せられたのも興味深い。
「母から同居していた父方の祖母の愚痴を聞かされた」
「父や祖父母の愚痴や悪口を毎日のように聞かされ、それを嫌がると責められ、弟たちのように子どもらしい振る舞いは許されなかった」
母親から”子ども”ではなく”友達”として扱われたという長女の声も。虐待を受けたわけでも、「長女なんだから」と我慢を強いられたわけでもないのに、親から愛情を注がれた感覚がなかった、という人もいる。母親も悪意があるわけではないが、子どもを持つ人、特に第一子が女の子だという人は、そのあたり気をつけて接してもいいのではないだろうか。