ロート製薬は2月15日、「男性の妊活」に関する調査結果を発表した。調査は昨年12月にネット上で実施し、男女1200人から回答を得た。
妊活を「夫婦でできている」と答えた女性は57.8%(前年50.1%)、男性は63.1%(同35.3%)で、夫婦で妊活を取り組む割合が増加していた。妊活のイメージについては「つらいもの」と回答した男性は16.3%(同21.8%)だった。
「妻をサポートする時間が増えて仲良くなった」という30代男性
男性に「妊活」として取り組んでいることを聞くと、1位は「夫婦で家族設計について話をする」(39.3%)だった。以降は「規則正しい生活をする」(33.3%)、「食生活に気を付ける」(29.5%)などと続いた。
一方で「将来子どもができにくい(できないかもしれない)ことに不安を感じる」と回答した男性は63%だった。理由は「年齢的に不安があるから」(32.7%)が最多で、次いで「不妊に関する記事やニュースを見たり聞いたりするから」(24.5%)、「現在妊娠を望んでいるが妊娠しないから」(25.5%)などと続いた。
続いて、新型コロナウイルスの影響で相談相手が変わったかを聞くと、最多は「パートナーとより話し合うようになった」(22.2%)だった。次いで「妊活に関する雑誌、SNSや動画を見る機会が増えた」(10.8%)、「相談する相手(パートナー以外)が増えた」(8.3%)などと続いた。
考え方の変化については「自分の健康により意識を向けるようになった」(26.5%)が最多。以降は「パートナーの健康により意識を向けるようになった」(23.6%)、「ライフプランについてじっくり考えるようになった」(19.6%)などと続いた。回答者からは、
「妻をサポートする時間が増えて仲良くなった」(30代男性)
「リモートワークになり、通勤時間が無くなったため時間が有効に使えるようになった」(20代男性)
などの声が寄せられた。中には「パートナー無しでは生きていけないと改めて認識できた」(20代男性)という声もみられた。