男性は他県に持ち家を所有しながら、現在は富山の借家で暮らしている。会社規定で賃貸住宅に限り、家賃の半額補助が支給されるという。ちなみに現在の家賃は5万5000円だが、実質「2万7000円で住んでいます」と明かす。
「やはり持ち家のローン返済の負担に比べると、かなり支払いが少ない。現に持ち家を月8万円で貸しているが、不動産屋への管理料8000円を払うので、家賃収入は7万2000円。そこから固定資産税、修繕費が引かれていくから、たいして儲からない」
「家族揃って住めるのは20年もない可能性が高い」
「娘も息子も今どきこんな田舎に住まないから後々、迷惑がかかる」と語るのは、持ち家に住む兵庫県の50代女性。さらに「処分の費用もそうだし、売れなければ固定資産税を負担させることになる」と続ける。
「今は田畑の管理、自治会費、寺や祭りの費用、その他で月2万円くらいかかっているし。賃貸なら親の死後に解約さえすれば終わり。夫婦2人になったら、狭くても安い賃貸に引っ越そうかと」
女性は子どもたちの負担を配慮し、夫婦のみで今後の住居を探すほか、墓や田畑の処分なども考えている。
ほかには、
「持ち家はいらないかな。家族の成長と共に必要な広さも変わるから。家族揃って住めるのも、20年もない可能性が高い。子どもが巣立った後に、夫婦2人が住めるだけの家を買うのもあり。でも個人的には賃貸マンション→有料老人ホームかな」(30代女性/千葉県)
という声も寄せられた。
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