「その友人は、何度もアポ無しで自宅に訪ねてくる常習者」だったという。
「私はその度に、『事前に電話して欲しい。携帯が留守電の時は伝言を入れて欲しいから』とか、『メールでも伝達出来るのだから、前日にメールして下さい』とお願いをしてきた」
突然やって来る友人に対し、その都度お願いしていた男性。しかし……。
「それに対して彼は、『留守電は嫌いだからメッセージは残したくない』やら、『メールは面倒くさい』と自己中心的な考えばかりで、私に歩み寄りをしてくれません」
そんな中、ある土曜日の朝、友人から携帯に「今近くまで来てるから寄っていいかな」と連絡が入ったという。男性はこれまでの経験から友人に自宅の正確な住所を教えていなかった。
「私は当時夜勤をしていて、土曜日の朝が1週間勤務の終了直後でした。その頃は、土曜日の朝は沢山アルコール類を飲んでイイ気分になり、寝る直前でした」
「彼にはその直近に会った時に、『土曜日の朝は夜勤明けだよ』と伝えてありました。それにもかかわらず、また急に『来たい』と言い出す始末。電話口で『夜勤明けだから別な日にして欲しい』と再度伝えても、私に対して気遣うことは一切無し。本人の要求を押し通そうとするばかり」
こちらの都合を考えない友人の態度に、男性は結局自宅の場所を教えないまま電話を切り、会わなかったという。今後も付き合いを復活させる気はないようで、こう書いていた。
「自分の携帯番号が変わった折りに、彼には番号を教えずに今日まで至ります。あの時から12年経ちました。未だに彼とは一切の連絡を絶ったまま。自己中心的な相手とは、この後も絶交のまま生涯を終えるつもりです」