出産翌日にお祝いに行く空気の読めない友人 いざ自分が出産すると……
まだ病院にいるほどの出産直後は、全身疲労で友人の対応などできたものではない。来てくれるのは夫と親たちだけで十分だろう。長崎県の50代女性は20年以上前、高校からの仲良し7人グループで「その内のリーダー格の友人と絶縁しました」と明かす。その友人は、仲間内でのお祝いルールを
「子どもが産まれたら1人お祝い金5000円を贈ること」
「連絡が来たら顔見にがてらすぐ届ける」
と決めていた。しかしその決まりは、1番出産が早かったメンバーによれば「出産翌日に来た」そうで、「疲れてるのに迷惑だった」という。(文:okei)
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「今までも翌日行ったけど迷惑と言われなかった」
女性は、「当時それを知らず、退院してから行っていると思っていました」と明かす。あるとき別の友人に子どもが産まれ、お祝いを贈ろうと準備していたときの事をこう振り返った。
「その子とは1番家が近く、私と(リーダー格の)彼女が代表でいくことになりましたが、彼女から電話で『明日行くから何時が良いか』と連絡が入り驚きました。『出産翌日なんて疲れているだろうし家族や親戚が来てるだろうから迷惑でしょう』と返事すると『こういう事はすぐ行かないとお祝いしてないみたいだから』との事」
さらに「今までも翌日行ったけど迷惑と言われなかった」と言い返された。女性は、その時は「明日は仕事の都合で行けないこと、私は退院してから会いに行くこと」を伝えたという。
当時、女性には出産経験がなかったため、子どものいる4人の友人にこれまでのことを慌てて確認してみたという。すると皆、口をそろえて「疲れてたのに迷惑だった」という答えだった。中には「今は来ないでほしい」と連絡を試みた人もいたが、結局「(出産を)伝えると翌日来た」という。彼女のスタンスはあくまで「出産直後にお祝い」だったのだ。
「直接来られたら迷惑だから振り込みにして!」
女性は「呆れましたが更に呆れる事が」として、出産が彼女の番になったときを振り返る。
「その彼女が妊娠。今まで集まっていた食事会も欠席するように。もちろん妊娠中なので気にしてなかったのですが何人かが不満顔。なんだろうと聞いてみると、彼女から『妊娠中だからって不参加は酷くない?』と言われていたとか」
「そんなこんなで彼女に対する不満がくすぶっていた頃彼女が出産。彼女の言うようにすぐお祝いに行くかと1人が連絡すると『大変だったから疲れてる、すぐ来るなんて迷惑だし非常識!』と怒鳴られた、更に『直接来られたら迷惑だから振り込みにして!』と」
驚くことに彼女は、自分のときには「直後は迷惑」と完全に拒絶してきたのだ。女性は
「頭に来たので自分(あなた)はすぐ行っていた事、すぐじゃないとお祝いしてないみたいと言っていた事を言うと、『出産は人それぞれで出産もしてない人にはわからない!』と」
結局、ひどい言い争いになり、女性は次のような厳しい態度に出たことを綴った。
「頭にきたのでこのことを皆に伝え、もう彼女にはこのお祝いを最後に関わらない事を伝え、彼女には彼女の住んでる場所から車で1時間はかかる大型商業施設の商品券を送ってさよならしました。それからは彼女から連絡があっても知らんぷりしています」
友人も、自分の立場になってみれば分かったと素直に謝れば収まったことだろうが、何もかも手遅れになっていたようだ。