結婚式の二次会で同期全員がドタキャン! 会費で揉めて幹事と絶縁した女性【前編】
結婚式は人生の大きな節目だが、これをきっかけに「友人と絶縁した」という話は枚挙にいとまがない。愛知県に住む50代後半の女性(事務・管理/年収300万円)の場合は、
「結婚式の二次会に会社の同期の女性友人7、8人が全員当日ドタキャンしたことです」
とインパクト強めの辛い思い出を明かしてくれた。(文:okei)
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「私が幹事なんだから私の言う通りにしてほしい」と友人激怒
女性は、同期のなかの1人に幹事をお願いしていた。しかし当日集団でドタキャンするほどの、一体何があったのか。こう回想する。
「二次会の計画の話し合いの中で私がその子を怒らせてしまったようです。若かった私も言葉を選ばずに言ってしまったこともあったと思います。その点については反省するべきこともあったのだと大人になって思った事はあります」
「二次会の人数と金額の関係で折り合いがつかなかったようで、『〇〇(私の名前)から二次会参加メンバーの全員に金額アップの連絡をしてよ』と幹事役の子に言われました」
しかし、女性はそれが嫌だった。「自分の二次会の金額上げてって自分からそんなことなかなか言いづらいですよね」というのが理由だが、もっともな話だ。二次会は幹事にうまく取りまとめて貰いたかったことだろう。女性は当時、
「えーそれって料理みんな大して食べないし残すだろうから料理の質や量を減らすとか、当日参加が多かった体にして人数少なめで見積もってもらうようにできないの?」
とその友人に言ってしまったという。 すると、その友人は激怒した。
「私が幹事なんだから私の言う通りにしてほしい。〇〇(私の名前)は私の言う通り全員にそのお願いをしてよ。そうでなければ二次会が開催できない!」
と「猛烈に怒って」きたというのだ。「多分そのことがきっかけだったと思います」と思いを巡らす女性。その後、結婚式までその友人から女性に連絡が入る事は一切なく、「どうなっているかなぁと気になってはいたのですが」と振り返る。
「なぜ何も一言も言ってくれなかったのでしょうか」
そして結婚式当日。式が終わり二次会の会場へ向かうと、とんでもない事態になっていた。
「その友人は会社の同期でした。そして同期友人グループで7、8人だったでしょうか、全員が全員、前日はおろか当日まで私に何の連絡もないままドタキャンです」
「1人ぐらい誰か私に連絡をくれてもよかったのではないかと思いました。『幹事の子の言うことを聞きなよ』でもいいし、『こういう状況だよ』とか『嫌でも謝ったり自分から連絡をしたりすれば』と言うアドバイスでもよかったんじゃないかと思うのです。(中略)幹事の子にどのように言われていたのでしょうか」
確かに同期たちは、皆でしめし合わせて欠席したに違いなかった。女性は、幹事役の友人がどんな酷い言葉で女性の言い分を、嘘ではないにしても自分に都合のいい形で他の同期たちに言い募ったのだろうと逡巡していた。
少数ながら会社関係の先輩や男性同僚、上司などは来てくれたが、「みんな多分頭の中ではあれ?と思っていたのではないかと思います」と振り返る。同期の女性10人近くが誰も来ないのでは、会場の違和感はかなり大きかっただろう。
「私は本当に悲しくて悔しくてそしてなんだか恥ずかしいような気持ちがしてどうにもならない気持ちでした。とにかく結婚式当日にこんなことされるなんて」
人生のハレの日に酷い目に遭わされた女性は、その「どうしようもない気持ち」を吐露していた。しかし、話はこれで終わらない。女性は会社を辞めたわけではなかったからだ。【後編へ続く】
【後編はこちら】
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