「あなたに恋をしました」20代女性に告白してくる70代男性 達筆のラブレターが自宅に送られてきて……
仕事で少し接点があっただけの相手から告白されたら戸惑うだろう。しかも相手が50歳も年上だったら……。東京都の40代前半の女性(クリエイティブ、メディア・アパレル・デザイン/年収100万円未満)は、
「私が20代後半のとき、70代の男性に告白されました」
と明かす。その男性とは仕事で付き合いがあったという。
「仕事していたときには何もありませんでしたが、私が退職することになり、その方にも報告しましたら、送別会を開いて下さると言われたことが事の始まりでした」
「半年ほどしか仕事で関わっていないので不思議な感じがしましたが、ずいぶん年上の方の誘いを断るのは失礼だろうと思い、受けることにしました」
(文:谷城ヤエ)
テーブルにはキャンドル。デートに使われるようなレストランだった
指定された場所に行くと、代官山の高級なレストランで入るのを躊躇したという女性。
「店内は薄暗く、テーブルにはキャンドルが置かれており、デートに使われるような雰囲気でした。変な空気のなか、味もよくわからず食事しましたが、何事もなく終わりホッとして家に帰りました」
女性は「会うのも話すのもこれっきり」だと思っていたが、男性の方から「送別会の数日後に電話がかかって」きたという。
「高価な食事を奢っていただいたこともあり、とりあえず電話に出ましたら、他愛のない話を15分程度されました。話し相手がいないのかなと思い、とりあえず黙って聞いていました」
そんなことが何度か続いたある日「自宅にA4サイズの封筒が送られて」きたそうだ。「中には達筆な字で書かれた手紙が入って」いた。
「長文で読むのが大変でしたが、奥さんがいるにも関わらず私に恋をしたこと、この年で恋をするとは思わず自分でも驚いているが幸せを感じていること、そして愛しています、とはっきり書いてありました」
まさかの内容に動揺してしまった様子の女性。
「読み終えた私は、今すぐに逃げ出したくなりました。罪悪感でいっぱいになったからです。私は良かれと思い、送別会に行き、電話でも話を聞いていたのですが、何か勘違いさせてしまったのだと。その方だけでなく、奥さんと娘さんにも申し訳ない気持ちになりました」
当時20代だった女性は「どう返したらいいかわからず、悩んだ末に無視して」しまったという。女性が家庭を持つ男性の気持ちに応えることはできないのは当然だろう。そもそも相手は70代、20代の女性にとっては祖父のような年齢だ。
「電話がひっきりなしにかかってくるようになり、だんだんと怖くなってきて電源を切りました」
それ以降は特に何もなかったようだが、女性は今でも時折「どこで間違えたのだろう、どう対応すればよかったのだろうか」と考えてしまうそう。
「でも、ここに投稿したことを機にすべて忘れようと思います。また、この話は20年間、友人にも家族にも誰にもしたことがありませんでした。ここに書き終えて、心が軽くなりました」
と綴った。
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