ふたりは、会うたびにお互いの不安を話すようになっていたという。子どもがいない女性は、
「この先私が一人になったら、何かあったら誰に頼めばいいのか…」
というもの。一方、友人は、
「年金暮らしになったら生活出来なくなる」
という悩みだった。そんなある日、友人は驚くような言葉を口にした。
「旦那さんが亡くなったら、私にその部屋を貸してほしい」
夫亡きあと、同居しようというのだろうか。しかし友人は「個性が強く、はっきりと物を言うタイプ」で、一方の女性は「どちらかと言うと控えめな方で相手が傷つく事は言わないタイプ」と、正反対だったそう。一緒に暮らすなど女性にとっては受け入れがたい要望だったようだ。友人にはこう返したという。
「私は自分の生活圏に必要以上に入り込まれる事を危惧して、『そんな事は考えた事がないよ』と言いました」
きっぱり断ったところ、
「その友達は私がいいよと言ってくれると思ったみたいで、逆ギレされました。それ以来会っていません」
どうやら、彼女は「私が自分にとって都合のいい人だと錯覚」していたようだと気付いた女性。この決断に後悔の色一つ見せず、こう締めくくった。
「距離感を取れない人とはこれでよかったと思っています」
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