女性は、友人の自己中心的な行動に「早く縁を切りたい。どうしたらいいか」と悩んでいた時期もあった。しかし交友関係は続き、やがて2人とも大人になり、結婚した。
そこで疎遠になるかと思いきや、むしろ逆のことが起こる。その頃を境に、友人は長電話をかけてくるようになったのだ。
「毎日のように3~4時間くらいの長電話がかかってきて旦那や姑の愚痴を聞かされていました」
友人は女性に依存していたのだろうか。いずれにしろ、愚痴のため長時間拘束されることは大きなストレスになっただろう。
それが原因とは書いていないが、その後女性は「鬱になった」という。しかし電話は、相変わらずかかってきた。これには、さすがに女性の夫も黙って見過ごせなかったようだ。
「見かねた旦那が友人に電話を代わり、『こんな毎日長電話して友人を思いやる気持ちはないのか?』など聞いたところ、『○○ちゃんが鬱になったのは私がいけないのか?』などと言い出し、私の身体を1つも心配してくれませんでした」
身勝手なこの一言を聞いた夫は
「もう一切電話もかけてこないで下さい。関わらないで下さい」
と言い放ち、電話を切った。
「それから友人から電話がかかってくることはなく、もう20年くらい経ちます。 本当にひどい人だったので 縁が切れて良かったと思っています」
困っていても、なかなか自分で縁を切ることが難しい人もいる。そうした時、代わりに行動してくれる彼のような人がいると心強いだろう。
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