飲み会の料金が割り勘になったことがきっかけで、友人と絶縁に至ったという人は少なくないようだ。北海道在住の50代後半の女性も、「今から20数年前に飲み会で割り勘を要求された経験があります」と振り返った。
それは高校時代の友人と飲み会をしたときのことだ。その日は、女性が同じ高校の友人と2人で食事をした後に、友人Aが幹事の5~6人の飲み会に合流した。
合流組の女性たち2人はお酒が飲めないこともあり、18時から食事したあとで合流するとAに前もって伝えた。対するAらは20時から飲み会を始めるというので、女性は「お腹いっぱいだし合流しても私ら食べないよ」とAに念を押した。
するとAは「それでもいい」と言い、女性とAたちは高校時代に同じ部活だったので、「久しぶりだから合流しよう」と誘ってきたのだった。ところが、合流後に女性は呆気にとられることとなる。
「合流して彼女達は、今から本気で食べます感が分かるくらいに沢山注文して、会話もそこそこにすごい勢いで食べてお酒も飲んでいて……」
渋々1000円だけ払うと「え?って顔されました」
ただ、これについては、女性たち2人とは違い、Aのグループは食事を取っていなかったのだから不思議ではない。しかし会計時に女性たちは驚愕する。
「会計になると幹事(A)から人数できっちり割り勘で請求され、私たち2人は『合流前に食事してから来るって言ったよね? だからココでの食事には手を付けずに烏龍茶1杯しか注文してないのになぜ割り勘なの?』と言っても皆ポカン…って顔して幹事(A)は不満気」
女性たち2人は200〜300円の烏龍茶1杯ずつしか飲んでいないうえに、幹事のAには前もって事情を伝え、「それでもいい」と言われていたのだから、「なぜ割り勘なの?」と言いたくなる気持ちはわかる。
また、先に一緒に食事した友人は、Aたちと高校の同級生ではあるものの部活は違い、ほとんど会話したことがなかった。なので、女性がAたちとの合流を提案したがために、「友人にはものすごい嫌な気分にさせてしまい、合流したことを後悔しました」と当時の心境を振り返った。結局、女性たち2人は、Aに言われた金額ではなく、
「渋々1000円ずつ出しましたが、幹事(A)には、え?って顔されました。他のメンバーは大人しい子たちばかりで誰1人として割り勘はおかしいと言う人はいませんでした」
1000円ずつ払えば十分な気がするが、不快感を示したA。このあと女性は、Aが割り勘にこだわる理由を知ることとなる。【後編】へ続く。
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【後編はこちら】烏龍茶1杯しか飲んでないのに割り勘にしようとしてきた友人 その後、怒りのメールが送られてきて……