霊感ライターがラブホテルで遭遇した幽霊 浴室のドアを開けるとそこには…… | キャリコネニュース
おかげさまで9周年 メルマガ読者数
65万人以上!

霊感ライターがラブホテルで遭遇した幽霊 浴室のドアを開けるとそこには……

ラブホで遭遇した幽霊

ラブホで遭遇した幽霊

ラブホテルといえば、カップルにとって”お楽しみ”の場所。最近では友達同士でも普通のホテル代わりに利用する人も増えてきている。

もし、泊まったラブホテルに幽霊が出たら、どうすればいいのか。今回は霊感家系に生まれた筆者が、女友達と泊まったラブホでの心霊体験をお届けする。(文:コティマム)

→【父と娘の心霊夜話】の最新話はこちらから

女友達と島根県へ! とある温泉街のラブホに泊まることに

大学卒業後、ゼミ仲間は全国に散り散りなったが、定期的に集まるなどずっと親交が続いている。その中でも関西にいるYちゃんとは就職後も頻繁に連絡を取っていた。ある体験をしたのは大学卒業から数年後、20代半ばの冬だ。

当時の筆者は職業柄、正月やお盆休みは取れなかったのだが、たまたまその年は年末年始に珍しく休みが取れ、中国地方にある実家に帰省することができた。するとフットワークの軽いYちゃんが関西から実家まで遊びに来てくれた。

その流れで「島根県にいるゼミ仲間に会いに行こう」ということになった。年末年始の時期ではあったが、島根の友人も突然の提案を快諾してくれた。筆者の実家から島根県まで、Yちゃんと車で弾丸ツアーをすることになった。

友人に会うことが旅の一番の目的だったが、せっかく足を延ばすので「翌日は鳥取県にも行ってみよう」ということだけ決めた。とはいえ、時期的に旅館やホテルは満室。「もし旅館が空いてなければラブホで仮眠しようか」と行き当たりばったりの旅が始まった。

当日、島根に到着したのは昼過ぎ。ゼミ仲間の友人夫婦と久々の再会を楽しんだ。夜遅くまで盛り上がり、そろそろ解散。友人から宿はどうするか聞かれ、決まっていない旨を伝える。「ラブホでもいいんだけど、近くにある?」と尋ねると、「X温泉街に行けば何かしらホテルはあると思うよ」と教えてもらった。

実はこの時、筆者は若干嫌な予感がした。というのも、X温泉街は幼い頃に家族で旅行したことがあり、泊まった旅館で霊的に妙な体験をしたことがあるからだ。

とはいえ相当昔のことだし、たまたまその時泊まった旅館に何かあっただけだろうと思い直し、深夜のX温泉街を目指すことにした。

「もし入ってみて変だったら教えてね。その時はすぐ出ようね」

Yちゃんと車を飛ばす。温泉街の入り口である大きな道路に入りかけた時、なんとなく空気が変わった。重たいというか、監視されているようなピリつく空気だ。筆者もYちゃんも口数が減り、車内は静かになった。

深夜の温泉街は開いているお店もなく、静まり返っている。筆者たちはラブホが並んでいるエリアに移動し、空いているホテルに入った。そこはワンガレージタイプで、駐車場からそのままチェックインできた。

ちなみにYちゃんは筆者が霊感持ちなのを知っている。車から降りる時に「もし入ってみて変だったら教えてね。その時はすぐ出ようね」と先に言われた。

実を言うと、入る前から「なんか嫌だなぁ」とは思っていた。ただそれの原因がホテルなのか、温泉街全体なのかがわからなかった。

部屋に入った瞬間、「何かいる」とすぐに思った。しかし姿は見えない。ドア開けて短い廊下を進むと、目の前にベッドルームが広がる。ベッドルームには何もいなかった。ただ、左後方から気配を感じた。

思いきってそちらを向くと、脱衣所とバスルームがあった。電気をつけてバスルームのドアを開ける。すると、浴室の隅の床に男性が体育すわりで座っていた。男性全体に黒っぽい靄がかかっていて、顔はよく見えなかった。

「やっぱりいたか……」と思い、そーっとバスルームのドアを閉める。幸い男性はこちらに気づいていなかった。Yちゃんもなんとなく察し、「やめとく?」と聞いてきた。「そうだね、後で話すけど出よう」。

相手はこちらに気づいていないが、さすがに同じ空間で過ごすのは落ち着かない。Yちゃんがフロントに電話し、キャンセルしたい旨を伝える。すると理由を聞かれたようで、「あー、ちょっと霊感強い子がいるので」と正直に答えた。すると料金も取られず、出ることができた。

急いで車に飛び乗り、結構なスピードでその温泉街を後にした。最初に「空気が変わった」と思った地点に戻るまで、2人とも言葉を発しなかった。ある地点を過ぎると空気がふっと軽くなり、気持ちが楽になった。

Yちゃんから「お風呂に何がいたの?」と聞かれたので、正直に男性がいたことを伝えた。さらに「実を言うと温泉街に入る手前からちょっと気味が悪かった。空気が重たいというか、ピリピリして……」とも伝えた。

Yちゃんからも「実は私も、温泉街の入り口にさしかかった辺りから怖かったんだよね」と明かされた。筆者もYちゃんも、同じ場所で妙な変化を感じとっていたようだった。

結局明け方まで車を飛ばし続け、そのまま鳥取県入りした。

筆者は過去にもX温泉街で心霊体験をしているため、この温泉街自体に何かあるのでは、とも思う。ただホテルにいた男性は、あの部屋で何かがあって漂っているのだろう。温泉街が放つ重たい空気と、あの男性とは関係ないように思う。みなさんもラブホを選ぶ際は慎重に。

※キャリコネニュースでは「幽霊はいると思いますか?」に関するアンケートを募集しています。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 落合陽一、口唇口蓋裂の息子の写真を投稿する理由明かし大反響 「ありがたい」「当事者として心に響く写真ばかり」
  2. 児童書の1ページに無数のホチキス…静岡市立図書館の貸出本がいたずら被害「こんなことやめて。これでは捨てるしかない」
  3. 「1日5時間労働が理想」「人生スッカスカだ」に賛同相次ぐ 「まずは1日8時間の徹底が先」という意見も
  4. マールボロが520円に!たばこ値上げで喫煙者減る? 「数十円の値上げは意味ない。1箱1000円が妥当」と禁煙学会
  5. 「鈴木部長は(スズ)じゃないと失礼」 日立独自の「表記ルール」が面白いと話題に
  6. 「『箸がきちんと持てない=育ちが悪い』っていう風潮ムカつく」 ネットで議論、「正しい持ち方に直せばいいだけ」という声も
  7. 「毎日孤独で辛い。社会人はどうやって友達作るのか」と悩む投稿に「ネットで繋がれ」「SNSで趣味アカ作る」などの声
  8. 【現役JKの実態】「カーストトップJK」は勉強が最優先 ツイッターに毎日投稿しているのは趣味を優先する「マイ・ウェイJK」
  9. 霊感ライターがラブホテルで遭遇した幽霊 浴室のドアを開けるとそこには……
  10. 「『女性のほうが賢い』は新たな女性らしさの押し付け」男女差別問題で社会学者が指摘「おじさんを叩いて批判した気になるのは危険」

アーカイブ