友人はガラケーだった。通信費にお金をかけないようにするため、女性にこんなことを言ってきた。
「話したいときは『電話ください』とメールして来たり、『写真は料金が上がるから送らないで』と言ってきたり。それでも送ってくる人は、着拒にしたそうです」
友人は「人付き合いはケチるように」なった一方で、「出かけるたびにショッピングバックをたくさん下げて帰る」という派手な暮らしぶりは変えなかった。「時計や眼鏡など、数万円の物」であれば「当たり前に欲しかったら買う」「その生活は変えたくない」と言っていたそう。お金以外の面でも、女性は付き合いづらさを感じるようになっていった。
姪の結婚式に出席する女性に対し、友人は、
「姪の式に行く必要ない、どこまでお人よしか。断れとか、男にお洒落して見せたいの?バツイチで懲りてない馬鹿だ」
と散々な言いようだった。こんな友人とは距離を置きたくもなるだろう。しかし女性が返信しないと、
「長文鬼メールの毎日。内容も、ご飯が食べれない、寝れない、倒れた……でも頑張って毎日9時まで残業して長距電車離通勤してる」
というメールが来ていた。ついに嫌気が差した女性は、「最後に、簡単にメールのあと、全てブロックしました」と絶縁を決意した。この友人と10年の付き合いがあったが、関係が良好だったのは「最初の2、3年」で、それ以降は「我慢状態」だったという。友人に限らず、どちらかが一方的に我慢する関係は、続かないだろう。
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