「私を下に見てくる」友人が斜め上を行く裏切り行為 会社で立場がなくなった女性
対等な関係でないと友情は成り立たない。しかし岡山県の30代前半の女性(営業/年収150万円)が高校から付き合いのある友人は、「元々私の幸せは気に入らないようで、私のことを下に見る傾向がある人」だった。
そんなこともあり、高校卒業後に彼女と会うことはないだろうと思っていたが、共通の友人とLINEグループを作っていたため、年に何回か会っていた。お互いに結婚し、子どもも同い年。そのため子どもが生まれてからは月に1度のペースで2人で会うようになっていった。
「忘れた」というかと思いきや…
当時29歳だった女性は、子育てをしながら介護福祉士として働いていたが、保育園の問題や2人目の妊活を理由に保険の営業に転職した。4か月が経った頃、勤務先の保険会社のセミナーに友人が参加することになった。
セミナーで保険証券の見方を教えるため、女性は上司から、「(友人に)保険証券を持ってくるようにお願いするといい」と言われていた。保険証券には契約者、被保険者、受取人の名前や、加入している保険の内容や保険料などが記されている。通常は他人に見せるものではなく、女性自身も見せたくない気持ちを理解していたため、セミナーの前日にこのように友人に伝えた。
「保険証券を勉強のために持ってきてと言われているけど、嫌だったら持って来なくていいよ。そのときは『忘れた』って言って」
翌日、友人は女性のアドバイス通り、保険証券を持ってこなかった。すると案の定、上司に保険証券を持ってきたか問われた友人。女性に頼まれたように「忘れた」と言うかと思いきや、こう答えた。
「証券持ってこようと思ったんですけど、『持ってくるのが嫌だったら忘れたって言ってほしい』って言われたのが嫌だったので持ってきませんでした」
これでは女性の面目が丸潰れだ。女性も「まさか私が会社で立場が悪くなるようなことを言うとは思っていなかった」と驚愕したようだ。その後、上司から事情を聞かれ、当分嫌味を言われ続けたそう。
せっかく口裏を合わせていたのに、どういう魂胆かは不明だが、結局この一件で「この友人と少し距離を置くこと」を心に決めた女性。ところがセミナーの2週間後、友人から「妊娠報告」がやってきて、さらに面倒な事態になる。後編へ続く。
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