上階の騒音に堪えきれず…「音がするたび天井を叩いてました」 ある30代女性の回想【後編】
子どもがいる家庭ではある程度の音は仕方ない面もある。しかしそれは「ジャンプする、ローラーについてる家具を壁にぶつけている、掃除機をガンガン壁にぶつけて掃除している」という騒音だった。子どもだけが出している音ではなかったのだ。頭の上でしょっちゅうそんな音がしていれば、精神的に病んでしまいそうだ。
「結局、その後も管理会社に電話して騒音に関するマナーの手紙を3か月に一回くらいの頻度で入れてもらっていました」
さすがに管理会社も手紙くらいは出してくれるようになったが、騒音は止まなかった。女性はついに我慢の限界が来てしまう。
「そのうち自分も騒音に耐えられず、ジャンプの音がする度に天井を叩いてました」
天井を何で叩いていたのかは明かしていないが、長いほうきの柄などで叩いていたのだろうか。余計にトラブルになりそうな方法だが、
「今思うと私のやってることも異常だと思いますが、そのときは参っていてそうすることでしか解消できませんでした」
と追い詰められた当時の心境を明かした。その結果、
「そういうこともあってなのか、転勤になったのか上階の方が引っ越しされました。新しく上階の方が入られましたが、その方は小さなお子さんのいる家族でしたが本当に普通の生活音しかせず、平穏に暮らしています」
ついに住人が入れ替わり、無事にひどい騒音は収まった。住む人が違うとここまで変わるのだから、音が響きやすい建物だったというより、やはり行動が雑な一家だったのかもしれない。女性はその家族を思い出し、
「マンションのエントランスで子どもが靴を履いたままソファに上がっても注意しない奥さんだったので、音とか汚れとか気にしない方なのかと思います」
と述懐していた。
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【前編はこちら】「掃除機をガンガン壁にぶつけて掃除」上階の騒音に悩まされた女性 追い込まれ過ぎて手紙を出してみた結果