配達中、道路にうずくまる子猫を発見! カラスに襲われる危険も…… 即行で保護
仕事中、助けの必要な野良猫に遭遇した場合にはどうしたらいいでしょうか。子猫や瀕死の状態の猫なら、迷っている時間はあまりありません。
たびねえさーん(@maro4563)は子猫の写真をXに6月6日に投稿し、次のコメントを添えました。
「配達中に道路に子猫が置き去りにされていました。自分で来たのか?親猫が来ないので保護しました」
どうやら配達の仕事中に子猫と出会ったようです。編集部は、子猫を見つけたときの状況について伺いました。(取材・文:辻ひかり)
両目は腫れて塞がり鼻が完全に詰まっていた子猫
たびねえさーんは配達業を生業としており、配達中に猫に遭遇することがよくあると言います。猫風邪を引いているなどの問題のある猫たちも多いそうで……
「子猫は親猫がいる場合にはできるだけ触らないようにして猫用の目薬を投与するなどします。目薬だけでは無理だなと判断したときは家に連れて帰り鼻のお薬などを投与します。それでも手に負えない場合は動物病院に連れていきます」(たびねえさーん、以下同)
今回保護した子猫との出会いを振り返っていただきました。
「配達中、道路にうずくまってる何かが見えたので近寄ると猫だ!とわかったため拾い上げました。猫風邪らしく両目は腫れて塞がり鼻が完全に詰まっておりました。捨てられたのか、親元から動いてきたのかわからないため、しばらく近くを探しました」
そこは団地の奥まっている道路で、交通量もそれなりにある場所でした。母猫を探したものの見つからず、放置したら子猫は事故よりもカラスに襲われる危険があったそうで、たびねえさーんは子猫を連れて帰ろうと決めました。小物を入れていた段ボール箱を空けて中に入れても、子猫はほとんど動きませんでした。
「配達は運よくラストだったのですぐに帰りました。まだ残っていたら友人に頼んだかもしれませんし、一旦帰ったかもしれませんね。そのときの状況によります」
両目の腫れはすっかり良くなりました
子猫は10センチほどと手のひらに収まるくらいの大きさで、生後2か月は経ってないとのことです。猫風邪による両目の腫れは猫用目薬の投与ですっかり良くなり、ごはんもよく食べているそう。特に子猫の場合は放っておくと命の危険もある猫風邪ですが、早めの手当てが功を奏したのでしょう。
「もう元気になったので腫れが引き次第、里親さんを探そうと思っています」
地域の猫たちを見守り続けているたびねえさーんですが、お家にも30匹ほどの保護猫がおり、15歳の高齢猫さんもいるとのこと。昨年亡くなったトイプードルは17歳まで生きたそう。みんな大切にされている様子がうかがえます。子猫にも同じように温かい家庭を見つけてもらえることでしょう。