幽霊? 深夜の店舗、一人作業中に右肩に感じた異変 「振り返らずに、逃げるように帰宅しました」と語る男性【前編】
これは、男性が仕事で新店舗のオープニングスタッフとして配属されたときの話だ。従業員は男性含め二人しかおらず、男性は実質1日15時間ほど勤務し、勤務中は一人で店舗を回していた。店を閉める深夜2時には、近所も真っ暗で静まり返っていた。
勤務初日から、その店舗内の特定の場所から「嫌な視線」を感じていた、と振り返る。店舗が入る前、数年間は空き物件だったと言い、何か関係しているのだろうか。男性は、嫌な視線を避けるために棚の配置を変えようと試みたが、防犯カメラの死角が出てしまい断念した。
「ただひたすら何も起こらず嫌な視線を感じるだけの日々を数か月過ごしました。防犯カメラでずっと監視していても特に目立ったことはありませんでした」
ところがある日、閉店作業をしていた男性に異変が起きた。当時を次のように回想する。
「店を出ようと店の扉に手をかけたとき、自分の右肩に誰かが手をかけようとする『気』が伝わってきたんです。触れられてないのに近くにあると触られた感覚になるあれです。その場は怖くなり、振り返らず外に出て、即施錠し逃げるように帰宅しました」
後日、ほかの従業員と社長に報告し、別の店舗への異動を願い出た。しかし「でも何も起こってないんでしょ?気のせいじゃない?」と一蹴されてしまう。深夜の店舗で一人作業となれば、誰だってふとした時に怖くなることもあるだろう。会社の反応は当然とも言える。
だが、それから1か月が経過したある日のこと、再び怪異に襲われた。男性は閉店作業中に棚出しできてなかった商品を見つけ、電気を消したまま陳列していた。非常口の緑の光だけが店内を照らしている状況だった。このあと男性が見たものは……。【後編】へ続く。
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【後編はこちら】幽霊? 深夜2時、店内で目撃された女性の姿 後日、「よくこの店潰れないね」と客に言われ……