「ゲームにハマるとダメ人間になるから30過ぎてから一切やってない」という書き込みに思うこと
もうすぐ、ロマサガ2のリメイク版が出るという。ここ最近あんまりゲームに没頭してないんだけど、さすがに。さすがにロマサガ2となるとやらないわけにはいかないと思っている。ロマサガシリーズでリマスターではなくリメイクされたタイトルって、ロマサガ1をかなり斬新にアレンジした、2005年の『ロマンシング サガ -ミンストレルソング』だけだもんね。当時これはしっかり遊んだし、ミニオン戦のBGMがかっこよくてガラケーの着メロにもしていたほど。
で、てっきり「この調子で2も3もリメイクされるのかな」なんて思ってたたけど、気付けば20年経過していた。
今回のロマサガ2のリメイク版は『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』。タイトルがカッコイイね。七英雄の逆襲。本編の流れに沿っている。これは10月24日に発売となるわけだから、文字通り秋の夜長に、久々に徹夜なんかしちゃおうかな!
しかし、いくらゲームが面白くても、自分の生活をめちゃくちゃにするほど没頭してはいけない。(文:松本ミゾレ)
「一回ハマると食べる暇も惜しんでやるから一ヶ月で体重が3キロくらい減る」
先日、ガールズちゃんねるに「ゲームにハマるとダメ人間になる人いますか?」というトピックが立っていた。トピ主はゲームにハマると周りが見えなくなり、寝る間も惜しんでプレイしてしまうという。
特にオンラインゲームは無課金でやっているようで、課金者よりも効率の悪い経験値稼ぎを強いられることから、余計にプレイ時間が増大。結果として働きたくなくなり、若い頃はそれで仕事をやめたことすらあるのだという。
トピ主はさらに「ダメ人間になるのでゲームは30歳を過ぎてから一切しないようにしていましたが、またゲームをするきっかけがありどハマりしてしまいそうです。働きたくない…」とも書き込んでいる。30過ぎてゲームに没頭できるのも実は結構な才能があってこそなんだけど、とにかくこういう人のように、ハマり過ぎてしまうのも問題だ。
このトピックには他にも大なり小なりゲームにハマると時間をかなり浪費してしまう人の書き込みも見られる。ちょっと引用させていただきたい。
「私もハマると徹夜してやって生活に支障あるタイプだからゲーム買わない。やりたくなるからゲーム実況とかすら見ない。主も自覚あるなら今すぐそれやめた方がいい」
「自分は一回ハマると食べる暇も惜しんでやるから一ヶ月で体重が3キロくらい減る」
「20代の頃そうなった時あった。ご飯も食べずにやっててすんごい不健康になったよ…。今になるとなんでそんなにハマったのかわからんレベルのゲームだったし、何でもそうだけど依存って怖いよね」
「falloutが人間をだめにするゲームって話題になってた頃、私も4やってたとき危なかった。ちゃんと仕事行ってたけどね」
こんな具合に、相当深刻な熱中度を見せているゲーマーの声って、結構多く見て取れた。
Falloutは人をダメにするゲームなんだ。初耳だ。そっか、だから僕はダメ人間なんだな。
ま、それはさておき、ゲームに没頭し過ぎて食事もしなくなって痩せるって例はたしかに身に覚えがある。僕も中学の頃にゲームばっかりやって食事を、本当に1日にビスケット1枚とかで済ませるようになって、普通に栄養失調になって真っ白ガリガリになっちゃってたし。
しかもゲームばっかやることで脳がストレスを感じたのか、円形脱毛も山ほどできた。円形脱毛同士が近い範囲に発生したことでそれぞれが繋がってより広くなって「ぷよぷよの連鎖するときみたいやん」って絶望したこともある。
……それにしても、たまに学校に行くと友達も絶対僕のハゲに気付いたはずなのに、全然触れなかったなぁ。なんていい学校だったんだ。
ゲームに没頭、大いに結構!しかし家庭があるならご注意を…
僕自身が子供の頃にバカみたいにゲームばかりやっていた経験を持っているので分かるんだけど、面白いゲームって本当に自分の三大欲求を完全に後手に回してでもやれちゃうんだよね。
さすがに排泄ぐらいはちゃんとしたけど、睡眠欲も食欲も、世代的に強かったはずの性欲すら優先順位的にはゲームの下層になっちゃっていた。
で、我が家は母子家庭で母親も意味分からんレベルで自宅にいなかったので、夜中もゲーム三昧。学校もサボってゲームに没頭して、目が真っ赤になってさすがに限界を感じて、それでやっと寝る生活がしばらく続いた。
こんな不健全な生活がある程度マシになったのは、「中学とはいえ学校に出席する日数が著しく少ないと留年させるぞ」なんて先生に脅されたからである。それで中学3年からは毎日ちゃんと学校へ行って、友達と野球とかして遊ぶようになったんだけど、土日はみんなでゲームをして過ごすのが当たり前の日常だったっけ。
ただ、こういう生活が許されるのも子どもだったからだよね。自活するようになると社会人としての振る舞いが優先されて、ゲームばっかりやってもいられなくなる。
まして結婚して子供もできたりすれば、ゲームに熱中する暇なんかなくなる。が! それでもゲームに没頭したがる妻帯者が、残念なことに僕の友達にもいる。
もう嫁さんが諦めてる家庭もあれば、嫁さんが「ちょっとゲームやめてよ」と旦那をたしなめるところも。そんでこの旦那がやってるゲームってのが、途中でポーズできないようなオンラインのゲーム。それもFPSとかだったりするんで、余計に嫁さんの不興を買っているようだ。
そりゃそうだ。家事を手伝ってもらおうにも「ちょっと待って」って言われてすぐに駆けつけてくれない。それが続けば誰でも嫌になるってものだし、子供がいるのにゲームとは言え、ゴア表現はオフにできるにせよ、撃ち合いを見せるのもちょっと……とは感じるだろう。
あと、結婚した女友達は「旦那が夜中にずっとゲームしながらチャットしてるのが腹立つ」と言っていた。声もうるさいし、ちゃんと寝てくれないのもムカつくのだという。結婚生活ではその生活リズムもある程度夫婦で共有しないといけないね。
途中でいつでも中断できるジャンルのゲームしか遊んじゃダメ、とか言うつもりはないけれど、ちょっと選ぶゲームにも繊細さが求められるのが結婚生活とか、育児期間だとは思う。
その辺をちゃんと工夫していれば、きっと奥さんからもそこまで反感を買われることはないんだろうなと。まぁ、独身が何を言ってるんだって感じですが。