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競馬ファンがパチンコをやってみた結果 → 「3000円入れたけど何が楽しいのかわからん」 

3000円使って面白さ理解できないパチスロに疑問を持っていないのは業界とヘビーユーザーだけ!

最近、競馬はネットでも参加できることがウケているし、競馬場だって飲食店が併設されていたり、昔のような小汚いイメージも刷新されている。当然若い人が増えるのもうなずける。

ではパチンコホールはどうか。先日、おーぷん2ちゃんねるに「パチスロデビューした結果」というスレッドが立っていた。スレ主は競馬ファン。つまり賭博には抵抗がない人である。彼がどんな機種を打ったかは記載がないが、「3000円入れたけど何が楽しいのかさっぱりわからん」「いい勉強代になったわ、競馬に戻る」と書き込んでいる。

これを読んで「たった3000円で何が分かる」って言いたがるのがパチンコ・パチスロファンの狂っているところ。3000円って、それなりの金額だ。なのにいつからかパチンコもパチスロも、3000円なんてただの露払い程度のはした金と思うようになり、1万円が30分で消失することが普通と感じるようになってしまった。

初当たりを引く頃には相当な金額を使ってしまっていることも多く、そういうお金の無駄使いに辟易する人が増えたからユーザーは減っている。

こんな簡単なことを、いつからか僕も含めたヘビーユーザーは忘れているし、業界もおかしくなってしまった。メーカーは残されたわずかな依存症の方ばかり向いて機種を開発したり。ホールはろくにショールームで試打もせずに新台を購入する。これが当たり前になったら、そりゃユーザーも減るよね。

でも今更根本的な部分から刷新するだけの意欲がどこにもないから、ダラダラとただ射幸性の高さだけを求めるユーザー向けのマシンを作って、いつしかそれがお上の逆鱗に触れて、また射幸性を抑えた健全なつまらないマシン作りを強いられて。こういうことがずっと続いている。

そもそも、初心者が3000円使った時点でゲームフローを理解できないってダメダメなんだよね。初心者は自分が今何をしているのかも分からないまま1000円、2000円と金を吸われることが我慢ならないわけで。だから3000円失った時点でやってられないと感じて店を去るのだ。

ま、今のパチンコ・パチスロなんて、当たるかどうかだけだ。3000円使う前に目を引く遊技性を提示できる機種なんかないんだよね。

ちなみにこのスレ主「好きなアニメの台が出たから打ってみた」と書き込んでいる。版権モノで門外漢を集客する。これについてはメーカーの読みも当たったんだろうけど、肝心の中身が理解不能だったら意味がない。

業界全体が、ユーザーも含めて「こんな初歩的なことも分からないなら打てないよ」みたいに突き放し続けた結果がこれなのは笑えない。結果としてにわかにも相手にされないギャンブルになっちゃったんだもんなぁ。

順調に増える競馬ファン。どんどん厳しくなるパチンコ・パチスロ業界

日本中央競馬会(JRA)のサイトでは、1954年からの年間売上や参加人口が公開されているのだが、これによると2023年度の売得金は約3兆2700億円で、12年連続の前年超え。かなり景気がいい。

対して、もうずっと厳しいのがパチンコ・パチスロ業界だ。コロナでかなり打撃を受けてユーザーが離れてしまった。昨年には帝国データバンクが「パチンコホール、コロナ禍で4社に1社が消滅 総売上高は3年間で5.2兆円減少」なんてリリースを出している。

ただ一応、色々調べると2024年の遊戯参加人口は842万人(シーズリサーチ調べ)だったそうで、これでもだいぶ盛り返してはいる。もしかしたら初代北斗をリメイクしたスマスロ版の『北斗の拳』のリリースで一度離れていた休眠層が復帰したのが数字に出たのかもしれない。北斗は設定も入りやすいので、それに釣られて若年層がつまらなそうに打ってる様子もよく見るようになったし。

っていうか何より、昔以上に今のパチンコ・パチスロってダサいんだよね。アニメの台ばっかり席捲して、しかもメーカーも一度受けた版権があればすぐシリーズ化して永遠にそのコンテンツで勝負したがるし。北斗もそう。

アニメ版権の機種が出ても、本来のアニメファンは打ったところで遊技性を理解できずに撤退するのが関の山。前項の3000円でやめちゃった競馬ファンみたいなのはきっと大勢いる。遊技歴20年の僕ですら、最近のパチンコ・パチスロの仕組みってちゃんと読まないと理解できてないし。しかも、理解したところで……なのだ。

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