手作りの料理をいきなりダメ出しされたら、相手が誰であれ嫌な気持ちになるものだ。お悩み解決掲示板に1月下旬、料理が原因で彼氏と喧嘩したという投稿が書き込まれた。
「夕食を作ったので一緒に食べていたんですが、彼氏が豚汁を飲んだら『あ、生姜入ってないんだ〜。生姜入れるともっと美味しいのに・・・(落胆)』と」
あとからお椀に刻んだ生姜を乗せる方法もある。だがそう単純な話ではないようで、「本気で別れを考えてます」と結んでいる。(文:天音琴葉)
「一銭も支払わず、作りもせず、なぜいちゃもんをつける?」メインを食べさせず追い出した
あまりにも腹が立った投稿者はブチ切れ、彼氏にメイン料理の五目ご飯を食べさせず、帰ってもらったそうだ。
これほどまでに怒る理由はほかにもある。それは、材料費などかかった費用を一切払ってくれなかったことだ。
「お金払って文句言うならわかります。一銭も支払わず、作りもせずになぜいちゃもんをつけることが出来たんでしょうか?」
最近はあらゆる野菜の価格が高騰している。生姜を買おうと思ったが、「国産生姜が高くて」と諦めざるを得なかったそう。その代わり他の具材を増やすことにし、
「彼が肉好きなのでバラ肉ですが国産をたくさん入れてあげました。大根もにんじんも玉ねぎもじゃがいもこんにゃくも今高いのに美味しくしたくてたくさん入れました」
と、限られた予算の中で彼氏に喜んでもらえるよう工夫した。それなのに「ありがとう」という感謝の言葉や、「美味しい」という褒め言葉もなく、いきなりダメ出しされたら、確かに嫌な気持ちになるだろう。こんな気持ちも吐露した。
「彼に評論を求めてないので、どうしたら美味しくなるかなどのアドバイスをされると腹が立つんです。たとえ美味しくなくても感謝の意を込めて『おいしい』と言って欲しかった」
美味しさを求めるならレストランで食べたほうがいい。だが手作りには愛情という、プロの料理に勝らずとも劣らないスパイスがあるものだ。そのことを彼氏はいつの間にか忘れてしまったようだ。
作ってくれるのが当たり前に?「ありがとうはここ数ヶ月聞いてません!」
彼氏に初めて手料理を振る舞ったのは、昨年の誕生日だったと投稿者は振り返る。それから「非番や週末は必ずうちで食事になりました」とのこと。
「最初の頃は『ありがとう』っていってくれてました。けど、毎週のように食べてると当たり前になっちゃったみたいです。ありがとうはここ数ヶ月聞いてません!」
そもそも投稿者は外食したいが彼が嫌がるそうで、「必然的に私が手料理を作る形」になっている。「この状態も前々から不満」とこぼした。
しかも豚汁だけでなく、これまで一度も材料費を出してくれないとし、「たぶん、これが彼に対する一番の不満です」と吐露した。
「お米も高いのに無遠慮にバクバク食べる彼氏にムカついてました。重いのに買って来てくれたこともありません」
そうした積もり積もった不満が豚汁をきっかけに爆発した、と自らの怒りの理由を分析した。
コメント欄には「彼氏さんのその言葉、失礼を通り越して引きました。何様?」などと、投稿者に同情する人もいる。
一方で、「コミュニケーション不足じゃないの?」という指摘も書き込まれている。確かに豚汁の件では、いきなりのダメ出しに嫌な気持ちになったこと、国産の生姜が高くて買えなかったことを伝えたほうが良かった気がする。これまでの件も材料費を払ってほしいとお願いしてみたら、彼氏は払ったのではないだろうか。
もっとも投稿者からしたら、そんなこと言わなくても汲んでもらいたいのだろうが、「他人と生きるって我慢も絶対必要になることよ。たまたまの失敗なら許しましょう」というコメントの通り、相手への寛容さは必要だ。
だが投稿者は、時すでに遅しといった様子。「やはり別れしかないなと改めて思いました」と心を決めたようだ。【参照元:お悩み解決掲示板 https://onayamifree.com/】
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