先日、5ちゃんねるに「さっきパチンコ屋で女性店員にセクハラ発言したと注意されたんだがこれ俺が悪いか？」というスレッドが立っていた。スレ主の発言は以下の通り。

「何か俺の隣の台を拭いてる女性店員が香水みたいな良い匂いがしたので『お姉さんいい匂いするね』ってコミュニケーションみたいな感じで冗談で話しかけたら、女性店員が店長の男性に『さっきお客さんからセクハラ発言された』と報告したみたいで店長がやってきて注意された。今回は注意だけで済ますが次回やったら警察に連絡するらしい」

こういう発言がダメだってわかってない男性が、まだまだ多いんだよね。金払って指名つけたキャバクラ嬢に向けての発言じゃないんだから。これ、言われた側はたまったもんじゃないだろう。気持ち悪かったに違いない。距離感がわかってない男性に、身体から発する香りについて言及されるんだもの。しかも冗談めかして。

「あれもダメ、これもセクハラでやってらんねえ！」という男性諸氏へ

この気持ち悪いスレ主に対しての、スレッドの反応は大体否定的なもの。たとえば「キモかったんだろ」とか「疑問の余地なくなくか」というような感じで、概ねスレ主の言動はセクハラに相当するという考えのようだ。

そもそも女性店員が事務所に戻って「セクハラされた」と報告している辺り、完全にセクハラなんだけど。

しかし、このホールもいいね。そういった報告を受けてすぐに動いてくれたんだもの。スレ主は一発出禁ではなかったこと、警察をすぐに呼ばれなかったことに感謝したほうがいい。

しかし、スレッドを読んでいくと中には、「触らなきゃセーフだろ」や「気持ちは分かる」といった、スレ主を肯定するような向きも見受けられる。しばしばいる、セクハラに関して「何がアウトなのか分からない」と主張する人たちって感じで危険に思える。

セクハラって女性への加害であって、精神に傷を残すもの。加害者側はすぐに忘れてしまうことであっても、何か嫌な思いをさせられた人は一生忘れることができない。この辺を、セクハラを軽視している男性はよく考えたほうがいい。

その上で、自分の言動のどこからがセーフで、どこからが加害にあたるのか、さっぱりわからないって男性も、きっといるだろう。

そういう人にオススメなのが、日常においてシンプルに女性に関与しない生き方だ。もちろん夜のお店などを利用するのは自由だが、それ以外の空間で女性と接することを物理的に断つのだ。そうじゃないと「何がセクハラかわからん」って人のせいで被害者が出る可能性もある。そんな男性は、そもそも女性に接する権利もないのである。