スマホなし中学生息子が電車で寝過ごし、大宮で降りるはずが「大崎駅」 大泣き電話に母パニック | キャリコネニュース
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スマホなし中学生息子が電車で寝過ごし、大宮で降りるはずが「大崎駅」 大泣き電話に母パニック

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子どもが一人で電車に乗っていて、想定外の遠い場所まで行ってしまったら――。スマホを持たせていない時期なら尚更、親の心配は計り知れない。埼玉県在住の50代女性から「電車で寝過ごしたエピソード」が寄せられた。息子がまだ中学生くらいだった頃の出来事だという。

その息子が部活の大会で出かけた日の夕方、顧問の先生から思いがけない電話があった。

「座って眠っていた息子君だけ大宮駅で電車から降りずに、そのまま乗って行ってしまいました……」

当時、息子はスマホを持っておらず、電車に一人で乗った経験もほとんどなかった。しかも、「なんなら自宅電話番号も覚えているのか?」という危うい状況だったという。(文:篠原みつき)

大崎まで行ってしまった息子「起きたら誰もいなくて、慌てて降りたんだけど……」

先生からの一報に、女性はすっかり慌ててしまった。

「あの子きっと疲れてるのもあるから、眠ったが最後起きないとどこまで行っちゃうのよ(泣)で、私がパニックに!」

どうすることもできず、ただ息子が乗ったであろう電車の時刻だけを必死にチェックしていた。その時、家の固定電話が鳴った。

「出るとやはり息子で泣きながら『オレ、眠っちゃってさ、起きたら誰もいなくて、慌てて降りたんだけどどこだかわがんなぐっでぇ~』と最後は嗚咽まじりの大泣きに」

電話口で大泣きしながら状況を訴えてきたのだ。とりあえず駅名を確認させると、そこは「大崎駅」だった。埼玉県内を抜けて品川区まで行ってしまったのだ。

「やっぱりずいぶん遠くまで行ってしまった~」

そう思いつつも、まずは家の電話番号を覚えていたことを褒め、次に駅員さんに大宮まで帰るための電車を教えてもらうよう伝えた。

本当なら「大崎まで飛んで迎えに行きたいくらい」だった女性が、すぐに車で大宮に向かおうとしたところ、夫がそれを制したという。

「『いや、まだ何かあって電話してくるかもだから、ママは家にいた方がいい。オレが駅には行くから』と、下の娘を連れて行きました」

夫は、もしもの時の連絡に備えてどちらかが家にいるべきだと判断し、娘を連れて大宮駅へ向かった。

その後、息子は無事に夫と娘に合流して帰宅した。その顔は、よほど怖い思いをしたのだろうと察せられるものだったそう。しかし、一緒に迎えに行った娘からは、こんな報告があった。

「『お兄ちゃんは泣いてたのに、パパは全然手も握ってあげなかったよ。パパ笑ってた』との事」

これを聞いた女性は、

「やっぱりアタシが行けば良かった! 行って抱きしめてあげたかった!!」

と、激しく後悔した模様。そして、「怒りの矛先は、管理不行き届きの顧問と楽観主義なパパに向かいましたとさ」と当時の心境をまとめた。

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