パチンコで“確変台”を譲ってもらった結果 → 店員に止められ強制終了「4800発は持ってて良いって言われたけど」

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人間社会には、大小さまざまなルールがある。一見秩序もへったくれもなさそうな、パチンコの世界にも当然存在する。というわけで今回は、パチンコをやらない人が知らなそうな、ホールのルールに関する話をしたい。
先日、5ちゃんねるのパチンコ機種に関するスレッド「【パチンコ】e東京喰種W【月山モード】」に、ホールのルールにまつわる書き込みがあった。
以下がその本文内容である。
「隣の学生に時間無いのでって言われてLT(筆者注:大当たりの高確率状態)譲ってもらって2連目で店員に声かけられて遊技中止。4800発はそのまま持ってて良いって言われたけど客側の有利な行動は即座に潰しに来るの嫌だわぁ」
お店の決めたハウスルールは絶対なのだ
書き込みを解説していく。この人はパチンコで遊んでいるときに、店を出なくてはいけなくなった人に大当たり中の台を譲られたそうだ。分かる、予定が詰まってる時にパチンコすると「いよいよヤバい」って時になって連チャンがスタートしやがるんだよね。
しかし譲ってもらってほどなく。まだ2連しか継続していない段階でホール店員から「台の譲渡はご法度です」とかなんとか言われて、遊技を終了させられたとのこと。
幸いにも既に出玉として保有していた4800発は没収とならなかったが、彼はこの店員の対応に対して不満を述べている。だよね。客の立場でこれをやられると、確かに嫌な気分になるかもしれない。
多くのホールでは、客にやってほしくない行動をハウスルールとして明文化して目立つところに掲示している。そこに飲酒禁止、暴力団の入店禁止、子供やペットの立ち入り禁止などと並んで、遊技台の譲渡禁止が入っていることも多い。
だけど、ホール側も嫌がらせのためにこんなことをやっているわけではない。客同士のトラブルが生じないよう先手を打っているのだ。一度トラブルが起きれば対応するのはホールの店員になるし、場合によっては警察沙汰ともなってしまう。
「タダで譲渡する」と言っておいて、後でマージンを要求するタチの悪い奴がいないとも限らない。今回の書き込みのケースでも、こういったリスクを背負わないよう、店側が気を利かせて没収したという見方もできるだろう。迅速な対応を店員がとるという時点で、過去にこの手のトラブルが既に発生していたという可能性もあるよね。そういう理由で、客同士の玉やメダルの売買も大抵禁止されているのだ。
たまに遭遇する台の譲渡。大抵は親切心から来るものだが…
大当たり中の台の譲渡は僕もいくつか遭遇したことがある。1つ目は自分事として。だいぶ前にバイト先の先輩から設定が高そうなパチスロの、AT中を譲ってもらったことがあった。
打ち始めてしばらくしたところで店員さんが登場。「先ほどと打っている方が違っているようなので、お声がけさせていただきました」と来たので事情を説明した。
しかし、説明を聞いた上で「それでもごめんなさいね。うちのルールはこれ、NGなんですよ」と言われたので、別に打ちたい台でもなかったものだから「分かりました!」と承諾して帰宅したことがある。
一事が万事、どんなトラブルに通じるか分からない。知人同士のやり取りから生じた譲渡であろうとダメなものはダメ。その理屈は正直よく分かるし、健全な店という印象を抱いた次第である。
それからまた、こういう事例も知っている。女性ならしばしばあることのようだが、「もう時間ないからこれあげる」と大当たり中の台を他人から譲られるというケースが存在する。
パチスロやパチンコをする女性にとってはたまにある出来事なのだそうだ。
ところがこれ、親切心から来る行動というより、下心から来る行動の場合もあるのだ。この譲渡をきっかけに後日馴れ馴れしく接してくる人ってのもいるのである。LINEの交換を要求したり、デートに連れ出そうとしたり。そういった客同士のトラブルを封じるためにも、ハウスルールは必要なんだよね。
……元も子もないようなことを書いちゃうと、パチンコ、パチスロはそもそもお金がかかっている遊びだ。それなのに知らない人が大当たり中の台を譲ってくれる、という状況はそもそもリスキーというか不穏なのだ。
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