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子どものころに受けた理不尽ないじめは、何十年経っても忘れられないものだ。投稿を寄せたのは神奈川県の60代男性(タクシー乗務員/年収600万円)。中学で激しいいじめを受けるも、同窓会で“いじめをしてきた人物の末路”を知り、衝撃を受けたという。(文:西荻西子)
「中学2年になった時、クラス替え、担任が変わり、転入生が来ました。目つきが鋭く、悪ガキっぽい男。数か月経った時、ぼくに対して執拗に嫌がらせ、いきなり突き飛ばす、蹴飛ばす、襟首を掴むなどのイジメが始まりました」
いじめ加害者は大手私鉄に就職するも……
その様子を見ていたクラスメイトが担任に報告し、いじめ加害者の生徒とその母親、そして男性は職員室に呼ばれた。事情聴取が行われ、いじめた側は厳重注意を受けた。
「(いじめていた)理由は『生意気だから』。担任から叱られ、『もうしません』と言ったものの、また間もなく同じ事の繰り返し」
学校側の対応はあまり意味がなかったようだ。それから数十年が経ち、40歳になったとき、中学時代の合同クラス会が開催された。男性はそのときの様子を「懐かしい顔触れ、当時の先生方、約150人が参加して大盛り上がりでした」と振り返っている。
その中に、いじめの当事者はいなかった。男性が周りに聞くと、その人物について、こんなことを明かされた。大手私鉄に就職して運転士試験に合格するも、酒癖が悪かったため、「酔ったまま出勤して点呼の時に酒臭いことを指摘され、上司と喧嘩して解雇」された。
そして「32歳の時、内臓悪くして死んでいたことが判明しました」と知らされた。男性は、いじめっ子の悲惨な末路について、
「散々、嫌がらせをしたバチが当たったんだと思いました」
と振り返った。
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