もらったビール券を使おうとしたら「偽造券ですよ」 店主から“犯罪者扱い”され…何も買わずに店を出た男性の怒り | キャリコネニュース - Page 2
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もらったビール券を使おうとしたら「偽造券ですよ」 店主から“犯罪者扱い”され…何も買わずに店を出た男性の怒り

偽造だと告げられた商品券は、山田さんがあるインターネット上のアンケートの謝礼として受け取ったビール共通券だった。いわゆるビール券には「びん633ミリ2本」「缶350ミリ2缶」の2種類があり、全国の酒屋、スーパー、コンビニなどでビールと交換できる。

昨年11月、そのビール券5枚を個人経営の酒屋で使おうとしたときのこと。山田さんによると、対応したのは60歳過ぎの店主と思われる男性で、その口から衝撃的な言葉が発せられた。

「一言、『偽造ビール券です』と……」

何を根拠に偽造と判断したのか、具体的な説明は一切なかったそうだ。

「根拠なしに、なぜそのような発言をする? 素人が、そんなことわかるのか?」

客に対してあまりにも失礼な物言いに、山田さんが憤るのも無理もない。

「もうこの店には行かない」

理不尽な対応に、山田さんは店を出るしかなかった。買い物もできず、ただただ嫌な気持ちだけが残った。

「もう次からこの店には行きません」

店への抗議や、ビール券の入手元であるアンケート会社への問い合わせは特に行わなかった。では、偽造を疑われたビール券5枚は、どうなったのだろうか。

後日、山田さんは別の酒屋で、問題のビール券を使ってみたそうだ。その店も古くから営業している個人経営の酒屋だったが、そこでは何も言われることなく目当てのビールと交換してもらえたという。

それならば、件の店主の「偽造ビール券です」という指摘は、一体何だったのか……。確かに、ビール券の真贋の見極めは重要な業務の一つではあるだろう。ビール券の発行元である全国酒販協同組合連合会の発表(2020年)によると、ビール券が偽造され不正に使われたという事実もある。なお、ホログラムの状態や透かしの有無などで判明したという。

また産経新聞の2018年1月の報道によると、茨城空港で偽造ビール券の密輸をしようとした人物が刑事告発された事件もある。このケースでは裏面の商品名が「アサヒ」ではなく「アサビ」になっていたそうだ。ただ、偽造券はかなり精巧に作られていたという。

指摘してきた店主は、こうした偽造券を見抜いた可能性がゼロとは言い切れない。だが言うまでもなく、客への伝え方には最大限の配慮が必要だ。偽造券だとしたら、どこを見て判断したかの説明はすべきだろう。いきなり「偽造」とだけ告げて、何の説明もしない店の対応に納得できるはずはない。ましてや「犯人扱いされた」と感じるほどなら、「二度と来るもんか」と吐き捨てたくなるものだ。

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