ヘアドネーションを目指して髪を伸ばしていることを、女性は友人に話した。ヘアドネーションは、病気や事故などで髪を失った人に無償でウィッグを提供する活動だ。しかし、友人からは驚くべき一言が返ってきた。
「念がこもってる髪の毛ほど怖いモノは無い」
その言葉に、「そこからは縁切りしました」と語る女性。
壮絶な闘病を乗り越えた女性にとって、ヘアドネーションはただの髪の寄付ではなく、特別な意味を持っていただろう。友人の心ない一言に、「言って良いことと悪いことがある」と心境を明かした。
「多分身内にも自分にも経験無い無知な人間なんだな、と」
「いつかは(自分も必要に)なるかも知れないんだからと思いながら」
こう深い失望を書いている。人間だれしもいつ病気になるかわからない。ましてや闘病という経験を持つ相手には、なおさら慎重に言葉を選ぶべきだっただろう。
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