セルフレジは「楽して金稼ごうとしてる!」と激怒するクレーマー、他の客の”神対応”で撃退

画像はイメージ
小売店でのセルフレジ導入が進む中、新しい決済方法に戸惑う客もいる。店ではそうした客とトラブルになることもあるようだ。京都府の50代男性は、コンビニで勤務中に遭遇した壮絶なクレーム体験を投稿してくれた。
男性が働くコンビニでは、客自身が決済方法を選択するシステムを導入している。今どき珍しくないだろう。ある日、缶ビールをレジに置いた初老の男性客に、いつものように操作を案内したところ、客は突然怒り出したという。
「ここは会計トレーも無く、かといって受け取るように両手も出すわけでもなく、客に裸のお金を机に置かせるんか。失礼なコンビニだな」
投稿者が「お手数ですが、こちらの画面でお支払い方法を選んでいただき、画面や音声の指示に従ってご自身で決済いだだけますでしょうか」と丁寧に案内するも、客の怒りは収まらなかった。(文:天音琴葉)
「お前らは手抜きして何サボってるんだよ!」と怒鳴り散らす
その客は「おい!ここは機械に支払いを任せるのか」と声を荒らげ、持論を展開し始めた。
「昔から接客の基本は従業員が両手を差し出してお金を丁寧に受け取り、お釣りを同じく丁寧に両手で、お客に手渡しで返すもんだろ!そんな事もこの店はできないのか!機械に金入れろだと?お前らは手抜きして何サボってるんだよ!」
さらに、競合のコンビニでは店員がお金を受け取ってくれると引き合いに出し、「ならお前もそうせんか」と無茶な要求を続けた。投稿者が「会社の方針やシステムが違う」と説明を繰り返しても、客の怒りはエスカレートするばかりだった。
「これは決済の手抜きでしかないだろ、お前らは楽して金稼ごうとしてるじゃないか」
この客は自分の主張が正しいと信じて疑わないようで、後ろに並んでいた他の客に同意を求めた。
「なぁ? あんたらもこの決済方法が客に全部やらせる手抜き精算だと思うだろ?」
「時代が変わってきたんですよ」と待ち客が指摘すると……
万が一、他の客が同調すれば収拾がつかなくなる。投稿者がそう思った瞬間、列の先頭にいた客が冷静に口を開いた。
「時代が変わってきたんですよね。今はスーパーとかも同じように精算機の前に行って自分で支払い方法を選んで自分で支払い手続きしないといけなくなってますし、自分らが変化に合わせていかないといけなくなる時代になってしまってますわ」
この一言に、他の客たちも頷いた。すると、あれだけ息巻いていた初老の客はばつが悪くなったようだ。何も言わずに黙って精算して帰って行ったという。
メロンゼリーを買ったのに「メロンが嫌いだから返金しろ」まさかのクレームに店長がとった毅然とした対応


