「本当に悔しかった」――釣り場で「場所を開けろ」と割り込んできた男性、“暗黙のルール”を無視し場所を乗っ取る

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どんな趣味にも、参加者同士が気持ちよく楽しむためのマナーや暗黙のルールが存在する。兵庫県の50代女性は、そんな趣味の場でマナー違反をする人に遭遇したという。
女性が夫と2人で、四国地方のとある場所を訪れたときのこと。それぞれ竿や道具を広げて釣りを楽しんでいた。
しかし、その楽しい時間は一人の釣り客の登場によって一変する。(文:境井佑茉)
「場所を開けろ」暗黙のルールを無視する男
なかなか魚の反応がない中、遠方から来ていたこともあり、夫は疲れて寝てしまった。立てかけた竿から2メートルほど離れた場所だった。
女性が1人で釣りを続けていると、地元の人らしき男性がやってきて、驚くような行動に出た。
「『やらんのやったら場所を開けろ』と言いながら、旦那の竿が立てかけてある場所で釣りをし始めました」
女性いわく、釣りのルールは、「先客の近くで釣りをするときは、先客に一声掛けてから先客に迷惑かからない程度で釣りを始めるのが暗黙のルール」だという。ところが、
「その人はお構いなしに釣りを始めた」
女性は困惑しながらも夫の竿を取り、自分の場所で2本の竿を交互に投げるようにした。しかし、男性の問題行動はこれでは終わらなかった。
他の釣り客を呼び、場所を奪う暴挙に「本当に悔しかった」
その後も、男性の身勝手な行動は続いた。
「後からやってきた釣り暦が浅そうな若いカップルに『ここ(私たちの場所)釣れるからここでやれや』って言い出し、カップルは言われるがまま私たちの場所で釣りをし始め、自分は反論せずに事が終わるのを我慢してました」
男性は、夫のみならず女性の釣り場所さえも奪うという行動に出た。釣りのマナーを知らなかったとしても、常識の範疇を超えている。
また、女性が反論せずにぐっとこらえたのには理由があった。
「当時、余所者の釣り人と地元の釣り人や漁業関係者で釣りのことで問題が勃発して、釣り禁止場所が全国で増えていたので、それだけは避けたくて我慢してたし、半徹夜状態で運転してた旦那を起こすのはちょっとなぁと思って」
あまりにもひどい理不尽に、「本当に悔しかった」と今でも悔しさが残っている様子だ。
後日、顔なじみになった別の地元の釣り人にこの話をしたところ、「その人は山に住んでる人やな。山の人は海のルールを守らんから困るねん」と言っていたそう。あくまで一個人の見解だが、他の釣り人には理解が得られたようだ。
釣り場に限らず、誰もが利用するレジャースポットでは、お互いにマナーを大切にしたいものだ。
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