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お酒を飲まない人にとって、飲み会の雰囲気に馴染むことや、飲食代の「割り勘」は頭を悩ませる問題だ。そこで意図的に飲み会を回避する策を取る人もいる。
神奈川県に住む60代の自営業の男性は、お酒を飲まない理由をこう説明する。
「呑めば車を運転できないし、散会後に勉強にも仕事にも差し支える」
そのため、「俺は酒は呑まん!」と普段から宣言し、飲み会には基本的に参加しないという。(文:篠原みつき)
「そんなんで面白いの」と思わせる
しかし、お世話になった先輩の接待など、やむを得ず参加する場合もある。そんな時は、徹底した「飲まない・食べない」戦略を実行しているようだ。
「ビールを乾杯と持ち上げて、ジョッキの端に唇を付けたふりをして遣り過ごし、その後はひたすらウーロン茶を飲む。冷たいウーロン茶だと、そうはグビグビと呑めない」
食事についても、健康のため夜遅い時間の炭水化物や脂質を避け、
「冷やしトマト、もずく酢、冷や奴、漬物などをポリポリとやっている」
と、これらも大量には食べない。周囲に「つまらなそう」「そんなんで面白いの、呑み会に来て……」と思わせるのが好都合だという。
男性は、自身を「堅物の仙人」と表現し、そのイメージを貫く。若い女性たちに「呑んでますかぁ?」と気を遣われても、
「エエ、頂いていますよ、お茶を……」
とつれない態度を見せるそう。どうせ楽しいことは起こらないと割り切っているようだ。
お酒を飲まず、食事も控えめにしていれば、当然ながらかかる費用は少なくなる。しかし、大人数の飲み会では、飲食量の多寡に関わらず「割り勘」になることが多い。そのため、周囲に「誘っても仕方ない」と認識させることで、飲み会の回避につなげているようだ。
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