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楽しいはずの飲み会も、いざ会計となると空気が変わることがある。特にお酒を飲まない人や少食の人にとって、どんぶり勘定の「割り勘」は不公平感を抱きやすいシステムだ。
東京都の50代女性は「お酒は全く飲まず,烏龍茶一杯だけなのに,まして少食」というタイプ。「お酒を飲まないのに割り勘はあり?」というアンケートに対し、「あり」としつつも、納得がいかない思いを吐露した。(文:篠原みつき)
「割り勘だからとあれもこれもと頼みまくり飲みまくる人がいます」
小食の女性は、周囲の遠慮のない振る舞いにモヤモヤしている。
「割り勘だからとあれもこれもと頼みまくり飲みまくる人がいます。同じテーブルについているのですから、割り勘致し方ないと思いますが釈然としない気持ちがいつも残ります」
「どうせ割り勘なら高いものを頼まないと損」とばかりに暴飲暴食する人がいると、慎ましく過ごした側が割を食うことになる。「同じテーブルにいるから」と自分を納得させてはいるものの、釈然としない気持ちが残るのも無理はない。
「食べ物はコースで飲み物は個人別」合理的な提案も却下され……
神奈川県の50代男性(技能工・設備・交通・運輸/年収750万円)は、こうした不公平感を解消するためにある提案をしたことがある。
「モヤモヤを無くして参加しやすいように、食べ物はコースで飲み物は個人別で伝票を持たせましょう。と言ったらダメ出しされたので当時はそれ以来参加しませんでした」
会計がややこしくなるが、飲み物だけ別会計にするのは合理的な方法だ。しかし、それを「ダメ出し」されたということは、多く払うことになる酒飲みたちが拒否したのだろうか。男性はそんな集まりとは距離を置くことにしたようだ。
だが、現在は自分が先輩の立場として、太っ腹な対応をしている。
「現在は後輩と飲む時は全部出してます」
かつて自分が味わった理不尽な思いを下の世代にはさせない、という思いがあるのだろうか。
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