「日本が不景気だ」と感じる瞬間 「見切り品コーナーに大量の客」「ディズニーに気軽に行けない」などの声 | キャリコネニュース - Page 2
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「日本が不景気だ」と感じる瞬間 「見切り品コーナーに大量の客」「ディズニーに気軽に行けない」などの声

かつての日本はアメリカに次ぐ世界第2位の経済大国だったが、現在は第5位にまで後退。今後さらに下がる見通しも立っているようだ。

コメント欄を見ると、そのことを日々の暮らしの中で実感している人が多い様子。まず多くの共感を集めたのが、街中の光景の変化だ。特に、人々の服装に不景気の影を感じるという意見が目立った。

「街を行く人の服装が全体的に『黒』」

ファッションを楽しむ余裕がなく、無難さが最優先ということだろうか。黒は「景気の悪いときに流行るね」という指摘もある。一方で、黒が多いのは今が冬だからと見ることもできるが、「春先もパステルカラーとか着てる人減った」というコメントも。

12月はイベントが多く、一年でもっとも街が華やぐシーズンだが、街から色が消えたと書いた人もいる。

「家庭でイルミネーションやってるお宅全然ないです(中略)今はやっぱり電気代気にしてやらなくなってる」

「とりあえずディズニー」は今は昔

馴染みの店が潰れた跡地に「家族葬業者」が建ち、ショッピングモールが「買取屋」だらけになった現状に、消費の冷え込みを実感する声も多い。

特別な日の消費行動も変化しているようだ。

「子供の誕生日にとりあえずディズニー連れてけばいいやって家庭が減った 気軽にいけない 関東住みです」

家族での「とりあえずディズニー」は、今や10万円コースという贅沢品になってしまった。

また、若者たちの行動も大きく変化している様子。少し前まで、原宿に話題のスイーツを求めて列をなしていたものだが……。

「原宿のおしゃれスイーツ店で、若い女の子2人組が店の前で『高いからやめとこうか』って言って去っていって、なんか悲しくなった」

もちろん節約は大切だが、若い頃にしか体験できないこともある。使うべきところでは使ったほうがいい。だが、中には健康維持に欠かせない風呂を節約しているという人がいるようだ。「風呂キャンセル界隈の半分はガス代節約が理由」という切ないコメントに、多くの共感が集まっている。

さらに深刻なのは、人々のモラルの低下だ。飲食業で働いているという人たちから、衝撃的な報告が上がっている。

「ランチ1000〜1800円くらいの店で働いてるんだけど、昨年から食い逃げ多発」

和食屋で働いているという人は、中年グループに、「4000円台」の高級弁当を食い逃げされたと書き込んでいた。ほかにも、

「小売業だけど万引き被害すごいことになってる 毎日のように警察きてる」

という書き込みがあった。
生活が苦しくなると、その矛先が弱い者やサービス業へ向かうのは世の常。とは言え、少し前の日本では考えられなかった光景だ。不景気は財布だけでなく、人々の心から彩りや優しさまで奪ってしまうのだろうか。

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