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長距離通学の天敵は、なんといっても「睡魔」だろう。特に課題に追われている時期は、座席に座れた瞬間にゲームオーバーだ。
埼玉県に住む30代の女性(事務・管理)は高校時代、都内の高校へ「片道1時間超え」の時間をかけて通っていた。赤羽駅からJR宇都宮線に揺られ、埼玉県の白岡駅まで帰るのが日課だったが、ある日、とんでもない失態を演じてしまった。
「外が少し暗くなっており、山がいくつも見えていました」
当時は課題に明け暮れる日々で、その日は「2時間睡眠」で学校へ向かった。16時半頃、運よく空いていた席に腰を下ろしたが、「座った瞬間に意識が飛んでしまいました」と振り返る。
赤羽駅から本来の下車駅である白岡駅までは、普通列車で30分ちょっと。距離にして約30キロの道のりだが、女性が目を覚ました時には、すでに埼玉ですらなかった。
「外が少し暗くなっており、わりと近くに山がいくつも見えていました。普段、白岡駅までの道のりは住宅街や田んぼがメインだったため、何かがおかしい」
慌てて電光掲示板を確認すると、そこには「次は終点 宇都宮駅」の文字。白岡駅から宇都宮駅までは、さらに約60キロ、駅数にして13駅分も離れている。絶望のオーバーランである。宇都宮駅で降りるとスマホの時計は18時を回っており、17時過ぎに迎えに来るはずだった母からは、5回もの着信が入っていた。
「えええええ!!?」と電話越しに絶叫した母に釘を刺され、そこから13駅分、各駅停車でトボトボと引き返す羽目になった。ようやく白岡駅に着いたのは19時半過ぎ。家に着いたのは20時を回っていたが、そこで待っていたのは、会社から帰宅していた父も加わっての「猛烈な説教」だった。
「乗り過ごすこと自体がみっともないというのと、提出ギリギリになって遅くまで起きて課題をやっていたこと、その結果睡眠時間が減ったこと、家の電気代のことを考えろ、という内容でした」
最後は「電気代」まで持ち出されて怒られるのはなかなかの理不尽だが、親からすれば“自業自得”と言いたかったのだろう。
この事件以来、女性は「睡眠時間は毎日最低でも5時間は取る」と心に決め、電車内では音楽を聴くなどして寝落ちを回避しているとのことだ。
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「ここ、どこ?」中央線で寝過ごして深夜の「青梅」に降り立った女性


