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警官「一時停止を止まりませんでしたよね」→高齢ドライバー「それの何がいけないんだよ!」 驚きの主張を目撃、恐怖した男性

画像はイメージ(AIで作成)

たまたま見かけた交通ルール違反が、その後の行動に影響を及ぼすこともあるだろう。

「一時停止を止まりませんでしたよね」

「それの何がいけないんだよ!!」

夕暮れ時の交差点に、高齢ドライバーの信じがたい怒声が響き渡った。

埼玉県に住む佐藤さん(仮名、40代男性)は、ウォーキング中に驚くべき光景に遭遇した。一時停止を無視して警察に止められたにもかかわらず、自身の違反を一切認めずに激高する高齢の男性ドライバーを目撃したのだ。

編集部は佐藤さんに取材し、当時の状況を詳しく聞いた。(文:篠原みつき)

警察官3人に囲まれた白の乗用車 イヤホン越しに響く怒声

3年ほど前の午後17時半頃のこと。佐藤さんが東武東上線沿線の駅付近にある交差点を通りかかると、こんな光景が目に飛び込んできた。

「1台の白い乗用車を、警ら用のバイクで駆けつけた3人ほどの警察官が取り囲んでいました。運転席には80歳くらいの男性が1人で乗っていて、警察官と揉めているようでした」

その高齢男性は車内でひどく激高しており、イヤホンで音楽を聴きながらウォーキングをしていた佐藤さんの耳にも、その怒声がはっきりと届くほどだった。

「何事かとイヤホンの音を小さくして、近くを歩きながら何を揉めているのか耳を澄ませると、その男性の驚くような主張が聞こえました」

違反と言われても「俺が何をしたってんだよ」

佐藤さんの耳には、こんなやりとりが聞こえてきた。

「俺が何をしたってんだよ」

「今その交差点から出てこられましたよね。一時停止を止まりませんでしたよね」

「だから何だよ。それの何がいけないんだよ!!」

現場は駅近くのT字路交差点で、一時停止の標識が設置されている側道から本線へ進入する構造だった。一時停止を怠れば、走行中の車に接触しかねない危険な場所だ。

「警察官は何度も丁寧に、一時停止の違反をしたから止めたのだという説明を繰り返していましたが、男性は自分がなぜ咎められているのか、まったく理解できていないご様子でした。とにかく激高して、警察官を怒鳴り散らしていたんです」

一時停止無視が道路交通法違反にあたるという基本的な知識が、理不尽に車を止められたという思い込みにすり替わってしまったようだ。

周囲には買い物帰りや帰宅途中と思われる通行人が何人もいた。彼らも一様に目線を向けつつ、関わり合いを避けるように素通りしていくばかりだった。

「それでも免許を与えてしまうシステム」への恐怖と自己防衛

佐藤さんも「警察も大変だなぁ」と思いながら現場を通り過ぎたため、その後の顛末は見ていない。人通りの多い夕方であり、警察が見逃すはずもないため、切符を切られた可能性が高いと佐藤さんはみている。

しかし、佐藤さんの心にはやり場のない思いが残った。

「一時停止無視が交通ルールに違反していることすら理解できなくなっている。それでも車の免許を与えてしまうシステムに恐怖を覚えました」

この出来事以降、意識はこんな風に変わったという。

「埼玉県もご多分に漏れず高齢者が非常に多い地域ですので、歩く場所は歩道のある人通りの多いところを中心に歩くようになりました。またこれは以前からですが、自身が車を運転する際も、一時停止を無視して飛び出してくる車が怖くて、通りに出るまでは時速20キロ以上は出せないです」

誰もがルールを理解し遵守しているとは限らない。そうした現実をふまえれば、道路を利用する私たちにも慎重な行動が求められるのだろう。

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