2人とも学校の勉強は楽しいと言っているため、母親は、
「夏休み無くならないかなと考えてしまいます。あの量の宿題は辛い…せめて短くなって欲しい…」
と、本音をこぼしました。来年は家庭教師を頼もうかと検討しつつ、「同じような気持ちの方、乗り越えてきた方、アドバイスありましたら、よろしくお願いします」と相談しています。
この相談には、「コツコツやるタイプ…とはとても思えません。本当に出来る子なら、終盤でも自分で何とでもしますよ」、「勉強できる子は基本夏休みボケしませんし、したとしても勉強はサクサクできるものです」など、厳しめの回答が多数あがりました。母親は子どもたちを「コツコツやるタイプ」「要領がいい」などと説明していますが、子どもに対する認識が甘い、そのままでは後々学習面で苦労する、との指摘が多くありました。
また、「宿題は放っておけば良いのに。私も手伝ったことはありますが、ちょっとだけです」、「放置が一番です。忘れ物・遅刻・宿題提出不備。すべて自己責任。親は声掛けをたまにする」など、突き放す助言もありました。いつまでも構っているから疲れるし、いい歳になっても書類ひとつ書けない大人になる、と知人の例を出して忠告する人もいます。塾の夏期講習に入れるか、家庭教師を雇ったほうがいいと薦める声もありました。
大量の宿題、中高生は部活も 子どもは疲れてしまう!
アドバイスは確かにその通りでしょうが、中学生の子どもをもつ筆者は、相談者の気持ちがよくわかります。子どもの夏休みは、地域によりますが40日ほど。とにかく長い、せめて3週間にして……としか思えません。長すぎてダラけますし、宿題は各教科のワーク、自由研究、読書感想文、風景画など大量です。手伝うわけではありませんが、計画通り進んでいるか管理・監視していないと、夏休み最終週にすべてやっつけでやることになってしまいます。
こうした悩みはよくあることで、ヤフー知恵袋には他にも、「子どもの夏休みの宿題が終わらない」という類の相談や愚痴が散見されました。中高生らしき本人からのテンパリも多々あります。中高生は、部活が忙しくてという理由もあるようですが、やはり計画的に進められないのが原因でしょう。
とはいえ、筆者が子どもの頃と比べて宿題の量が多いとも感じます。朝日新聞デジタルの8月3日の記事にも、「夏休みの宿題、こんなに必要!?」という問題提起もありました。文科省の学習指導要領では、長期休暇の宿題について、特に規定はないとのこと。夏休みは、文字通り身体と心を休ませ、のびのび自由な活動ができる時間としていただきたいものです。