コメント欄には、「最低限焦がさないようにして欲しいし、『冷めたのを押し付けるな』といつも思っている」と同意する声が寄せられる。話を楽しみたい時や店の雰囲気を楽しみたい時に、じゃんじゃん焼かれるのは辛いというコメントも見られ、不満の内容も多種多様だ。

「大量に焼いて自分は食べず『お前ら食べるのが遅すぎる、少なすぎる。ワシが若い頃は……』と説教する人がいる」

網一面に肉を敷き詰める人は、善意でやっているケースもある。焼いている時間がもったいないため、待ち時間なく肉を食べてもらうことがおもてなしだと考えている”焼肉奉行”と同席した結果、食べることを煽られてしんどかったという声も寄せられた。

焼肉以外でも同様のパターンでイライラさせられた体験談も少なくない。しゃぶしゃぶやお好み焼き屋などで同席者の食べ方に振り回された経験は誰でもあるのではないだろうか。

食べ放題だからじゃんじゃん焼いてしまう

ただ、敷き詰めて焼きたい派の意見も散見された。

「結局焼いて食うんだからまとめて焼いたほうが効率的だろ。皿が空になったらまた注文すればいいし」

効率重視の人もいれば、火が通るのに時間がかかる部位もあるため計算して敷き詰めていると指摘する人もいる。

「流石に敷き詰めるまではやらないが、猫舌なので焼きたての肉が熱くて食えないから多めに焼いておいて冷ますというのはやる」

他にも、焼きたてが苦手という人がいた。ここまで意見が割れると喧嘩に発展するリスクもあるため、友達や恋人と焼肉屋に行くのは少し考えたほうがよさそうですらある。

「食べ放題しかいったことないからでしょ。一皿2500円くらいの焼き肉いったら一枚づつ焼くようになるよ」

とは言え、個人の性格などではなくお店によって肉の焼き方は変わりそうだ。食べ放題のお店で肉を敷き詰めて焼く人は、そうじゃない焼肉屋に行ったら考え方が変わるかもしれない。

ガッツリ食べたい時には食べ放題がある焼肉屋に、ゆっくり食べたい時は少しいい焼肉屋に、といったように使い分けるようにすれば美味しく楽しく肉を食べられるのではないだろうか。