入浴に関する行為に関して、大多数がタブー視するのは、「タオルを巻いての入浴」（88.1％）だ。また、「オムツの取れていない赤ちゃんの入浴」、「誰もいない風呂場での撮影」についても、ともに７割近くが「なし」と回答した。一方、熱かった時に水で薄める行為は「あり」が42.4％、「なし」が57.6％と僅差で否定的な意見が多かった。

刺繍、タトゥーのある人の入浴可否については「全員禁止にすべき」（31.0％）が最多。ファッションタトゥーの場合は「入浴可」が24.7％、「隠せば入浴可」は20.6％だった。「みんな入浴可」という回答も1割以上あり、文化としてのタトゥーに一定の理解が進んでいることが分かる。

「入浴前にしっかり洗って」と注意され不満の声も

入浴前の体の洗い方について、「きれいに洗ってから入るべき」が56.9％、「かかり湯をすればOK」が40.5％と意見が大きく分かれる結果に。

温泉で遭遇した具体的なマナー違反については、

「貸切(混浴)風呂での体験ですが、前の入浴者(カップルが)入浴した後、明らかに行為が行われていた事がありました」（40代・男性）
「赤ちゃんに水遊び用の紙パンツをはかせて湯船につかっていたお母さんとおばあちゃん、思わず上がりました」（50代・女性）

という声が上がっていた。また、「外国人が増え、必要以上に備品を持ち帰る人を見かける」（50代・女性）という声も。

ただ、温泉はマナーを守って楽しみたいところだが、あんまり気にしすぎるとギスギスしてしまう。

「入る前にかけ湯をしてから入ろうとしたら、浴槽に座っていた人にしっかり洗ってから入りなさいと言われましたが、納得がいかないです。いちいち入ろうとする人のチェックはいらないです」（60代女性）

という”温泉警察”もいるようだが、ある程度のおおらかさも必要だろう。