シニア世代の6割、ペットの世話ができなくなった場合について「考えていない」 | キャリコネニュース
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シニア世代の6割、ペットの世話ができなくなった場合について「考えていない」

「可愛い」だけではなく、リスクの備えも必要だ

「可愛い」だけではなく、リスクの備えも必要だ

イオンペットは11月12日、「シニアのペット事情」についての調査を発表した。調査は10月中旬に実施。全国のペット(犬もしくは猫)を飼っている60歳以上の人を対象に、男女112人から回答を得た。

高齢化社会といわれ、同時にペットと暮らす60歳以上のシニアも増えている。実際に、89.0%の人が「ペットを飼い続けたい」と回答している。ただ、癒しと生きがいを与えてくれるペットではあるが、飼い主が亡くなったときにどうするか、という問題もある。

「今は良いが、歳を取った時に経済的に大丈夫かどうか」

ペットの世話ができなくなった時のことを「まだ考えていない」と回答した人は60.0%にのぼった。一方、「準備ができている」と回答した人はわずか20.0%。多くの人がペットの世話をできなくなった時の準備ができていないようだ。

回答者からは、

「今は良いが、歳を取った時に経済的に大丈夫かどうか」
「私が死んで娘一人になったときに負担にならないか」

という声が寄せられており、経済的・体力的な側面からペットの世話ができなくなった時のことを心配する人は多い。一方で、「年齢的にはもう無理。ペットを責任もって世話できない」と、自分の年齢を考慮してペットを飼わない選択をするシニアもいるようだ。

「ペットを無責任に捨てる人に厳しくして欲しい」

「普段の生活の中でペットに関して施設や行政などに最も望むこと」と聞いたところ、

「飼育放棄した飼い主に、責任をとらせるようにしてほしい」
「無責任にすてたりする人を厳しくして欲しい。むやみに犬、猫を増やさないで殺さないで助けて欲しい」

といった、ペットを安易に捨てる人に対する厳しい声が寄せられた。その他に、「愛猫家にとって猫は家族同然なので、ペットに関する概念を改めて欲しい」、「いろいろな施設の中に同伴で入れたらいい」などの声も出ていた。

ペットはおもちゃではなく、家族同然の大切な存在だ。飼うと決めた以上は、「命を預かる」責任を自覚し、自分が飼えなくなった時やペットが病気になった時など、様々なリスクに備える必要がある。

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