子供のためというより「親である自分のため」という感じですが、親が病んでは子どもに悪影響ですから、「子育てのしやすさ」は考える意味があります。
トピ主の問いかけに対しては、「都会に決まってるじゃん」を初め、
「勉強のことを考えたら都会の方が良さそう」
「都会。夜中に具合悪くなったら病院も近いし」
「都会の方が選択肢は広がると思う」
など、やはり生活インフラが整い娯楽や塾などがたくさんある都会、という声が相次ぎました。
一方で、少数ですが田舎派からの声もありました。
「断然田舎。電車なんてベビーカーで乗れば邪魔者扱い。遊ぶ場所も地方の方が公園多いし広い。それに自然にも触れあえる」
この人は、一度都会に出たものの子育てには向いていないと感じ、結婚を機に田舎に戻ったそう。都会はゴミゴミしていて人も冷たいという感覚が拭えなかったのでしょう。
中には、「自然に触れさせたい派と、十分な教育を受けさせたい派に分かれるんだろうね」といった感想も。田舎が十分な教育を受けられないとは限りませんが、親の考え方や子どもの年齢によって違うため、どちらが正解と一概には言えません。
転勤族の妻「地方は学校が少なくても、むしろ迷わなくていい」
この件を、筆者は転勤族の妻である友人に聞いてみました。東京都出身の彼女は、田舎と言うと語弊があるかもしれませんが、千葉県の館山市に住んでいます。やはり子どもの進学先は限られており、高校は公立ならここ、私立ならここと決まっているとのこと。しかしそれに不満がある様子もなく、逆に「迷わなくて良い」くらいの感覚のようでした。いわく、「住めば都」とのことでした。
ご近所には横浜市の人気地区から移住してきたご家族もいるそうです。横浜はそれこそレストランやカフェはたくさんあり、昼間は奥様ランチでごった返していたとのこと。ただ、人口過密都市で、学校行事では停める場所がないため保護者は自転車すら禁止だったそう。ご夫婦はネットを利用した自営業のため、館山への移住のハードルが低かった様子で、休日は子どもたちと旦那様は釣りざんまい。ゆったりした生活で「移住してきてよかった」と言っていたそうです。
ガルちゃんの書き込みでは、「都会と田舎の中間ぐらいが良いと思う。地方都市が一番良い。都内のあの電車に、子連れで乗ることの生きにくさよ……」という意見も多数の支持を得ていました。とはいえ、誰でも好きな場所に住めるとは限りません。田舎か都会かというよりも、親が落ち着いて仕事ができ、子どもの育ちに肯定的になれる環境であることが大切なのでしょう。