では具体的な”結婚したくない理由”とはどういうものだろう。4人の女性の声を紹介する。
「他人と暮らすのが無理。自由な時間がなくなる。干渉されたくない」(東京都/30代女性/年収600万円)
「現在の生活リズム、生活水準を維持したい。子どもが欲しいという願望がないので、結婚したい強い理由がない」(京都府/30代女性/年収750万円)
結婚をすれば自分の生活リズムが崩れると考え、この生活をキープできないのであれば必要ないという声が多く寄せられた。また、
「新築マンション購入、車あり 趣味あり。満足しているので結婚したいと思わない」(大阪府/30代女性/年収450万円)
「家族仲がいいですし、友達も多い。熱中できる趣味を持って、経済的には何不自由なく生活しているので、結婚したくないです」(東京都30代女性/年収500万円)
など、現在の生活が十分満たされているため結婚は必要ないという声が寄せられた。
国税庁の調査によると、2018年の女性の平均年収は291万円、正規雇用者だと386万円。上記4人は平均を上回る。「結婚しなくても幸せ」は年収額と関係しているのかもしれない。
年収400万円の40代男性「自分だけなら満足する生活がぎりぎり送れる」
男性が結婚しない理由も見ていこう。埼玉県30代男性(年収600万円)は「独りが快適であり、子供もほしくないため、結婚という契約に魅力を感じない」という。
「仮に結婚したいと思えるような相手がいたとしても、先行きが不透明過ぎて、相手の人生に責任を負えないため、結婚に至ることはない」
熊本県40代男性(年収400万円)も「貧乏人だから。自分だけなら満足する生活がぎりぎり送れる」という。終身雇用制度が崩壊しつつあり、このコロナ禍でさらに先行きが見えないため、相手のことを考えると結婚は難しいと感じる人も見られた。
この2人の男性は年収400~600万円だが、「二人を食わせることができない」とネガティブな声が目立つ。一方で、前出の年収450~750万円の女性は対照的に「一人でも生きている」とポジティブに捉えているのが印象的だ。
ほかに、男性からは
「手相占いとしては30歳前後で、自分自身の精神状態があまり良くないため結婚を後回しで考えてます」(福岡県/20代/年収300万円)
「実家に両親と3人暮らし。特に理由はないが、気付いたら40代になってしまっていた」(兵庫県/40代/年収550万円)
という声が寄せられた。
埼玉県50代男性(年収700万円)は結婚を1回、同棲を2回しており現在は独身。原罪について「お金が自由に使えるし、食事などは好きな物がたべたいし相手に合わせなくてもいい」という。
以前より結婚が絶対ではなくなった現在、何が自分にとっての幸せなのか、決めてしまったほうが楽そうだ。
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